SSブログ

カタヒバ [シダの仲間]

イヌカタヒバと比較する
 前回イヌカタヒバを取り上げた。自宅近くのカタヒバ
群生地で,背葉に注目して両種の違いを観察した。検索表には次のように示されている。
 背葉は辺縁が膜質とならず,先端は鋭尖頭・・・カタヒバ
 背葉は辺縁に顕著な膜があり,先端は芒状・・・イヌカタヒバ
 シダを熟知する方は容易に見分られるが,私のような素人は難しい。

katahiba.jpgkatahiba2.jpgkatahiba3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

イヌカタヒバ [シダの仲間]

危急種が逸出
 ハイキングコース約10mにわたり群生していた。最初はカタヒバと思って通り過ぎたが,葉の雰囲気が異なること,葉の先端が膨らんでいることで撮影した。一部の個体は紅葉していた。
 帰化植物図鑑には「人家の石垣などに逸出し,本州各地で増殖しつつある」「晩秋になると,植物体全体が赤褐色を帯び紅葉する」と記述されていた。
 「先端の膨らみ」は水生植物が形成する「殖芽」と同じようなものと思われる。日当たりの良いところに生育する個体が紅葉していた。

inukatahiba.jpginukatahiba2.jpginukatahiba3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

オオハナワラビ [シダの仲間]

ハナワラビ属の同定
 野山の葉が色づきはじめ,花が少なくなる季節になると,本種を含めてフユノハナワラビアカハナワラビなどの冬緑性のシダに気づくようになる。今までは安易にフユノハナワラビと決めつけていたが,栄養葉を注意深く観察した。フユノハナワラビアカハナワラビに比べ,より湿った環境を好むと思われる。
oohanawarabi.jpgoohanawarabi2.jpgoohanawarabi3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

メヤブソテツ [シダの仲間]

今秋の被写体はヤブソテツ属
 今年の秋は秩父盆地内に居座り,自宅周辺の観察に留まっている。キク科の見頃は過ぎて最低気温も5℃を下回った。まもなく初霜の季節を迎え,自ずと花の咲かない植物が被写体となる。
 埼玉県西部の低山帯ではヤマヤブソテツやヤブソテツが優占するが,まれに本種が分布している。鮮緑色の葉は今年の葉で胞子嚢群も未成熟である。
meyabusotetsu.jpgmeyabusotetsu2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ヤマヤブソテツ [シダの仲間]

風変りなヤブソテツ属
 山野で普通に見られるヤマヤブソテツヤブソテツをすでに取り上げたが,幅広の羽片の辺縁が著しく切れ込むヤブソテツ属を見つけた。鋸歯はノコギリを思わせて下部羽片の幅は6㎝もある。図鑑や文献等からヤマヤブソテツの1タイプでノコギリヤマヤブソテツと呼ばれているものと思われる。
 ヤブソテツ属の分類は研究者によっても見解が分かれている。アマチュアの分際で論じるにはレベルが高すぎる。ここでは様々なタイプが存在するヤマヤブソテツの一つとした。
nokogiri_yamayabu.jpgnokogiri_yamayabu2.jpgnokogiri_yamayabu3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ヤブソテツ [シダの仲間]

ヤブソテツ(狭義)を探す
 本種は自宅周辺の丘陵や河岸段丘崖などで普通に見られる。ところが,狭義とされる典型的なヤブソテツは意外に見つからない。図鑑(日本の野生植物・シダ,1992,平凡社)では下記のように示されている。
 羽片は(5-)10-15(-20)対,幅4㎝に達し,基部に耳状突起がある・・・ヤマヤブソテツ
 羽片は15-30対で,幅3㎝以下,基部に耳状突起は発達しない   ・・・ヤブソテツ(狭義)
文面は理解できても,この両種が生えている自宅周辺では,羽片が15~18対の個体が多く判断に迷う。耳状突起が発達したり,しなかったり,さらには葉の色や光沢も様々で区別は難しい。広義及び狭義という分類が存在することに納得する。
 20対以上あるヤブソテツを荒川に下りる路傍でようやく見つけた。
yabusotetsu.jpgyabusotetsu2.jpgyabusotetsu3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

イワガネゼンマイ [シダの仲間]

和名もよく似ているシダ
 イワガネソウ(2021-07ー17)に似ているが,羽片の先端が急に狭まって尾状に伸びること,葉脈が網目状にならないことで区別する。すでに胞子は飛んでいるが胞子嚢群からも脈の模様が分かる。シダを熟知した人は羽片で容易に見分けられるが,知識が乏しい者は細部まで確認しなければならない。葉の表裏に毛があるかないかでさらに品種レベルに分類されている。iwaganezenmai.jpgiwaganezenmai2.jpgiwaganezenmai3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ヤマヤブソテツ [シダの仲間]

様々な変種あり
 ヤブソテツ属Cyrtomium を図鑑の検索表で追っていくと,ヤブソテツ(広義)は “羽片の数は多く,普通10対以上,幅が広くても4㎝位” とある。検索を続けると,ヤブソテツ(狭義)var. fortunei は “羽片は15-30対,幅3㎝以下,基部に耳状突起は発達しない” とある。さらに,ヤマヤブソテツ var. clivicola  は “羽片が(5-)10-15(-20),幅4㎝に達し,基部に耳状突起がある” と解説されている。
 自宅近くに両種が生えるところがあって観察すると,15対を境にヤブソテツとヤマヤブソテツが分かれることは少なく,耳状突起もあったりなかったりで,やはり var. がついているだけのことはある。典型的な個体を選んで撮影した。分類には様々な考え方がある。
yamayabusotetsu.jpgyamayabusotetsu2.jpgyamayabusotetsu3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

コバノヒノキシダ [シダの仲間]

石垣の住人
 特に珍しいシダではなく,埼玉県西部では路傍の石垣などで見ることができる。ミツバベンケイソウ(写真下)周辺に生育していたものを撮影した。付近にはヒメウラジロやミヤマウラジロなども生育していた。
kobanohinokishida.jpgkobanohinokishida2.jpgkobanohinokishida3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ミヤマワラビ [シダの仲間]

生育地は冷温
  ‘八字髭’ のような最下羽片,直立する葉柄に対して水平方向に伸びる葉身,などの特徴で印象的なシダである。リンネソウを撮影後,背面に群生していたのでカメラを向けた。
miyamawarabi.jpgmiyamawarabi2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

キレハオオクボシダ [シダの仲間]

避暑は地元の渓谷で part
 イワナンテンを撮影後,渓谷を10分ほど遡った。そこには極めてまれに見られるシダが大岩に着生している。個体数も限られ,絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されている。ほとんど陽の当たらない岩壁に細々と生育している。生育する面積は1㎡ほどしかない。何度も写しているが,発色の良い写真が撮れない。ちなみに写真上のシャッタースピードは1秒,中下は1/8秒。
 標準とされる学名を表記したが,他に数件のシノニムsynonym もある。多方面にわたる今後の研究が待たれる,と図鑑等には記述されている。

 ※ 写真は上から順に上,中,下
kirehaookuboshida.jpgkirehaookuboshida2.jpgkirehaookuboshida3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

イワガネソウ [シダの仲間]

明瞭な違いは葉脈に
 よく似たイワガネゼンマイも同じような環境に生えることから,慣れないと見分けがつかない。久しぶりによく伸びた大形の個体に惹かれ,葉脈を注視して撮影した。
 ※ 写真は上から順に上,中,下
iwaganesou.jpgiwaganesou2.jpgiwaganesou3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

タニヘゴ [シダの仲間]

湿地に生えるシダ
 撮影地は近くの丘陵にあるわずかな谷津。谷間の田んぼは荒れ放題に放棄され,イノシシが好むような環境が増える昨今である。しかし,ここは耕作していないものの,今でも人の手が入り湿地の環境が維持されている。生育地が限られ,個体数もそれほど多くないといわれるタニヘゴの叢生した状態(写真A)が数箇所にあり,周辺に新たな個体も見られる。直立する葉は1mほどに伸び,見応えのある群生になっている。
 ※ 写真は上から順にA~E
tanihego.jpgtanihego2.jpgtanihego3.jpgtanihego4.jpgtanihego5.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

クジャクシダ [シダの仲間]

羽根は全開
 葉の全形からほぼ特定できるシダ植物で,あえて胞子嚢群や鱗片などの写真は添付しなかった。まさにクジャクが羽根を広げたように見える美しいシダだ。目立ち時の葉は紅色が帯びているものがあり,葉が広がるとともに紅色は薄れていく。
kujakushida.jpgkujakushida2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ウラジロ [シダの仲間]

葉は正月飾りに
 2020年も余すところ5日となった。令和2年元旦にはネズコを掲載し,「庚子(かのえね)は新たな芽吹きと繁栄の始まりを表す意味がある」と引用したが,予期せぬ新たな芽吹きとなってしまった。「新しい生活様式」は容易に身につけられるようなものではないが,受け入れなければならない。コロナ禍にあっても,成長していく孫たちから生きる力を享受できる毎日に感謝以外の何ものでもない。ささやかな幸せであるが「繁栄の始まり」と受け止めている。
urajiro.jpgurajiro2.jpgurajiro3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

オニヤブソテツ [シダの仲間]

多様な形態をもつシダ
 海無し県に居住しているが,海岸付近に広く分布するこのシダを何度も見る機会があった。葉が痛んでいたり,裸葉であったりなどで被写体として物足りず,撮影をパスすることが多かった。ツワブキ(2020-12-11写真上)の背景にある典型的なオニヤブソテツを撮りたいが,対面の崖に生えているため近寄れない。諦めて車に戻る時,こぢんまりした個体を見つけた。海岸近くの岩の隙間に生えるオニヤブソテツは矮小化してヒメオニヤブソテツに類似するが,羽片や胞子嚢の形態からオニヤブソテツと思われる。
oniyabusotetsu.jpgoniyabusotetsu2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

オオイワヒトデ [シダの仲間]

亜熱帯林に群生
 オオタニワタリから林床に視線を下ろすとシダの群生に気づいた。四国西部でイワヒトデからオオイワヒトデに分布が変わる,という予備知識があったのでレンズを向けた。羽片が2-5対のイワヒトデに対して,本種はより多くなる。さらに葉脈もより明瞭といわれている。写真では感じられないが,肉眼ではかなり薄暗い森だ。シャッタースピードは1/13秒(ISO400,f4),森の中は微風でブレは最小限に止められた。
ooiwahitode.jpgooiwahitode2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

オオタニワタリ [シダの仲間]

お久しぶり
 拙ブログでは2度目,前回2019-01-19はポジフィルムをデジタル化したものを用いた。
 今回「岬めぐ&野菊めぐり」の途中,亜熱帯林が広がる場所を通りかかった。さほど期待もせずに林に入ると,屋久島で見た懐かしいシダが出てきた。このシダをデジタルカメラで写すことはないと思っていたが,思いがけない再会となった。日本の11月とは思えない光景である。
ootaniwatari3.jpgootaniwatari4.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ヒトツバ [シダの仲間]

裏面全体のソーラス
 前日のリュウビンタイ同様,本種も2度目の掲載となる。2017-11-19のものは何一つ意図のない写真で,特徴である裏面のソーラスも写っていない。今回は古い石垣に着生した格好の被写体に恵まれ,このシダを多面的に観察できる写真になった。
hitotsuba2.jpghitotsuba3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

リュウビンタイ [シダの仲間]

今回はデジタルカメラで撮影
 2019-02-06以来,2度目の投稿。前回はポジフィルムの写真(1984年撮影)をデジタル化したものを使用した。今回は,大型シダ(この個体は高さ約1.5m,葉柄の太さは約2㎝)らしく全体の様子が分かるアングルにした。背景にあるナチシダ(黄緑色)も大型の部類であるがその大きさを越えている。昔は大部分が標準マクロレンズでの撮影だったが,飛躍的に向上したズームレンズのおかげで全体が一画像に収まった。
 小羽片には脈の間に下行偽脈があり,この部分でさらに種を見分けていくようである。
ryuubintai2.jpgryuubintai3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ナチシダ [シダの仲間]

分布域拡大のシダ
 アジアの熱帯~亜熱帯に広く分布する常緑性のシダを日本最初の発見地で観察した。亜熱帯気候地の希少なシダと思っていたが,現在この地方では随所に生育している。適切な表現ではないが,雑草のごとくといっても過言ではない。大型のシダなので上方からのアングルでは撮り難いが,スギ植林地を通る旧道では幼株を真上から写せる(写真上)。この林下での優占種はナチシダである。聞くところでは,温暖化のうえにシカ忌避植物であることが,分布拡大の主な要因であるという。国指定天然記念物の自生北限地が,見直されることがあるかもしれない。
nachishida.jpgnachishida2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

イワヒバ [シダの仲間]

紀伊上臈杜鵑が生える谷で
 乾燥にも強く古くから園芸用に栽培されてきた。根の塊にウチョウランなどを着生させて栽培することもある。秩父地方ではイワマツと呼ばれ,岩場など随所に生えていたが,着生ランとともに園芸目的で取り尽くされた。
 キイジョウロウホトトギスを堪能して車に戻る道沿いで撮影したが,多湿な環境で乾いて葉を巻き込むような個体は皆無だ。見慣れてきた光景なので写すこともなかったが,久々に見る大岩壁の群落に圧倒されて思わずシャッターを切った。自生地保存の観点から掲載する写真はアップのアングルのみにとどめた。
iwahiba.jpgiwahiba2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

コンテリクラマゴケ [シダの仲間]

再び2015年宮崎県の花巡り
 「シダにも帰化したものがある」,このことを知る契機となった植物である。人里から3㎞以上も離れた渓谷の奥地で撮影した。この間,人家は皆無。秘境に忽然と生えていることに興味をもった。勝手な推測であるが,林業が盛んな時代に関係者が栽培用として持ち込んだものではないか。
 面影は全くないが,ここには森林鉄道があったという。わが埼玉県の奥秩父にも1950年頃まで森林鉄道が数ルートあった。多くの人々が入山して林業などに携わっていた時代である。

konterikuramagoke.jpgkonterikuramagoke2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ホウビシダ [シダの仲間]

再び2015年宮崎県の花巡り
 過去にフィルムカメラで何度も写したことがある。いずれも水が滴る陰湿な岩壁に群生していることから,写真は暗くて独特な照りで納得のいかないものばかりだった。後処理がより可能なデジタルカメラでは少し見やすい画像にすることができる。ちなみに,この写真のシャッタースピードは1/5秒。
houbishida.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

スジヒトツバ [シダの仲間]

再び2015年宮崎県の花巡り
 1年前に「2015年宮崎県の花巡り」を4回シリーズで取り上げた。キバナノツキヌキホトトギスが主たる目的であったが,他にも貴重な植物を見ることができた。この時の写真数百枚を少しずつ整理し,新たに同定できたものがある。再度見られないものもあるので,5年前の写真を取り上げたい。

 一目で記憶に残るシダである。写っている葉はほぼ栄養葉で,胞子をつける葉(胞子葉)は幅の狭いものになる。スジヒトツバ科として分類する考え方もある。

sujihitotsuba.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

トキワシダ [シダの仲間]

岩壁に群生
 マイフィールドの花巡りでは見頃を迎えた良い被写体に出会えない。そのため,シカの食害を受けることが少ないシダ植物が写す対象になりやすい。シダ植物にも胞子が成熟する時期があるので,正確な同定をするためには観察時期は重要となる。胞子は,すでにとび出した後であるが葉の様子などで同定した。トキワシダの群生する岩壁(写真上)にはシシランも点在している。
 ※ 写真は上から上・中・下
tokiwashida.jpgtokiwashida2.jpgtokiwashida3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

フジシダ [シダの仲間]

美しいシダの復活
 単羽状で長さ30㎝に達する細長いシダ,群生することもあるが,自生地は少ない。オオフジシダシシランと同じ渓谷にあるが,昨年は大雨による土石流を被りあまり良い状態ではなかった。
 ※写真は上からA~D
fujishida.jpgfujishida2.jpgfujishida4.jpgfujishida3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

イヌガンソク [シダの仲間]

葉は二形
 シダ植物では葉の裏面に胞子嚢を着けるものが一般的であるが,胞子嚢をつける葉(胞子葉)とつけない葉(栄養葉)がはっきり分化しているものもある。この場合,葉は二形であるという。本種は二形の葉をもつシダで,短い4本の胞子葉が栄養葉の付け根から出はじめている。イワデンダ科コウヤワラビ属Onoclea に分類する考え方もある。
inugansoku.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

アカハナワラビ [シダの仲間]

初冠雪
 昨日(11月29日)は久々の快晴,最低気温-1.9℃,薄ら雪化粧した秩父連山が澄み切った青空に一際映えていた。今年も余すところ残り一月となった。

 数日前,近くの丘陵でフユノハナワラビに似た胞子葉を見つけた。落葉に混じって目立たない栄養葉に注目して撮影した。両面ともに赤褐色,羽片の先端及び裂片の鋸歯は鋭い。
akahanawarabi.jpgakahanawarabi2.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ナチクジャク [シダの仲間]

那智孔雀
 久しぶりに綺麗なシダを見ることができた。案内していただいたのに,「那智」と聞いて一度は疑った。本種の最初の採集地・和歌山県那智山と埼玉県の低山とは環境に隔たりがあると思ったからだ。少しでも特徴が分かるように撮影したが,野外では制限されることが多い。この撮影地はおそらく北限に近い自生地と思われる。
nachikujaku.jpgnachikujaku2.jpgnachikujaku3.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)