ケイリュウタチツボスミレ [スミレの仲間]
ミドリミツモリスミレ [スミレの仲間]
スミレの春は短し_その7
7年ぶりに見たミドリミツモリスミレは2016-12-20と比べて小振りな個体だった。周辺の木々が生長してスミレには厳しい環境へ遷移しているのかもしれない。それでも久しぶりに見る交雑スミレをじっくり味わった。
7年ぶりに見たミドリミツモリスミレは2016-12-20と比べて小振りな個体だった。周辺の木々が生長してスミレには厳しい環境へ遷移しているのかもしれない。それでも久しぶりに見る交雑スミレをじっくり味わった。
フモトスミレ [スミレの仲間]
スミレの春は短し_その6
すでに掲載済と勘違いしていた。遅ればせながら1枚の写真で本稿を取り繕う。広い分布で花の色や葉などに変異も見られ,他のスミレとの交雑種も知られている。シハイスミレなどよりも花期は遅い方といわれるが,やや旬を過ぎていた。今年は異常な早さである。
すでに掲載済と勘違いしていた。遅ればせながら1枚の写真で本稿を取り繕う。広い分布で花の色や葉などに変異も見られ,他のスミレとの交雑種も知られている。シハイスミレなどよりも花期は遅い方といわれるが,やや旬を過ぎていた。今年は異常な早さである。
ヒナスミレ [スミレの仲間]
スミレの春は短し_その5(風変わりなヒナスミレ)
葉の基部(心形),葉縁(鋭い鋸歯),葉の先端(尖る)など,葉の形態はヒナスミレである。葉の裏は脈が紫を帯びただけで緑色であるが,裏面が淡緑色のヒナスミレもある。半日陰の林縁はヒナスミレの好む環境である。違うのは変形した花と花色,数個体を確認した。花が葉化したものと思われる。先祖返りとして扱うこともあるようだ。
調べるとタチツボスミレにも同様なものがあることが分かった。「BG Plants 和名ー学名インデックス」(YList)で検索するとViola grypoceras A.Gray f. viridiflora Makino ex F.Maek 和名タチツボスミレ,別名ミドリタチツボスミレと示され,viridiflora=緑色の花と理解した。残念ながらヒナスミレには同じような記述はなかった。ミドリヒナスミレ(仮称)として扱っている方もいらっしゃる。植物分類学者による研究の成果に期待したい。
葉の基部(心形),葉縁(鋭い鋸歯),葉の先端(尖る)など,葉の形態はヒナスミレである。葉の裏は脈が紫を帯びただけで緑色であるが,裏面が淡緑色のヒナスミレもある。半日陰の林縁はヒナスミレの好む環境である。違うのは変形した花と花色,数個体を確認した。花が葉化したものと思われる。先祖返りとして扱うこともあるようだ。
調べるとタチツボスミレにも同様なものがあることが分かった。「BG Plants 和名ー学名インデックス」(YList)で検索するとViola grypoceras A.Gray f. viridiflora Makino ex F.Maek 和名タチツボスミレ,別名ミドリタチツボスミレと示され,viridiflora=緑色の花と理解した。残念ながらヒナスミレには同じような記述はなかった。ミドリヒナスミレ(仮称)として扱っている方もいらっしゃる。植物分類学者による研究の成果に期待したい。
ヒラツカスミレ [スミレの仲間]
オクタマスミレ [スミレの仲間]
ヤマウツボ [寄生植物]
カスミザクラ
チョウジザクラ
コブシ
コブシ咲くあの丘 . . .
植栽されているものを見かけることが多いが,自生の花を間近に見られる機会は意外と少ない。丘の中腹を巻く林道直下に咲いていた。花の下に小葉があることでタムシバと区別できる。歌の一節のように青空が広がり,風は南風だった。
植栽されているものを見かけることが多いが,自生の花を間近に見られる機会は意外と少ない。丘の中腹を巻く林道直下に咲いていた。花の下に小葉があることでタムシバと区別できる。歌の一節のように青空が広がり,風は南風だった。
オキナグサ
ケヤマハンノキ
オオバヤシャブシ
ヤシャブシ
目立たないハンノキ属の花_その1
早春から花を着ける樹木が気になっていた。本種は早春から咲きはじめ,同属のハンノキよりも少し遅れて咲く。この仲間の雄花序は垂下するなどよく似ているが,雌花序の個数や着き方はそれぞれ異なる。同じ個体で花期と葉の展開期に観察した。
本種の雌花序は雄花序の基部に直立して1-2個着く(写真AB)。果穂にはタンニンが多く含まれ,黒色の顔料の代用や染料となる。ハンノキ属の花粉はアレルゲンとなる。古木の樹皮(写真D)は縦に剥れる。
※ 写真は上から順にA~D
早春から花を着ける樹木が気になっていた。本種は早春から咲きはじめ,同属のハンノキよりも少し遅れて咲く。この仲間の雄花序は垂下するなどよく似ているが,雌花序の個数や着き方はそれぞれ異なる。同じ個体で花期と葉の展開期に観察した。
本種の雌花序は雄花序の基部に直立して1-2個着く(写真AB)。果穂にはタンニンが多く含まれ,黒色の顔料の代用や染料となる。ハンノキ属の花粉はアレルゲンとなる。古木の樹皮(写真D)は縦に剥れる。
※ 写真は上から順にA~D
イヌガヤ
オオヤマカタバミ
ヤブサンザシ
徒歩10分の群生地
2021-04-01,2021-11-29の撮影地は車で行く距離にあった。今回は自宅から徒歩10分,直線的な近道でもあれば数分の距離にある。2022年秋,通りすがりの散歩中に見つけた。雌株は最下写真のみ,上3枚はすべて雄株である。埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているが,ノイバラを圧倒する個体数で周辺には芳香が漂っていた。
2021-04-01,2021-11-29の撮影地は車で行く距離にあった。今回は自宅から徒歩10分,直線的な近道でもあれば数分の距離にある。2022年秋,通りすがりの散歩中に見つけた。雌株は最下写真のみ,上3枚はすべて雄株である。埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているが,ノイバラを圧倒する個体数で周辺には芳香が漂っていた。
ブコウマメザクラ
発見地は武甲山
1936年に武甲山で採集された標本を基づき,本田正次氏(東京大学名誉教授)がタカネザクラの変種として命名したが,1953年原寛氏(東京大学教授)によってマメザクラの変種(石灰岩地に適応分化した型)として改められ,ブコウマメザクラと命名された。現在では,奥多摩・秩父・妙義山系に分布しているがことが知られている。
1936年に武甲山で採集された標本を基づき,本田正次氏(東京大学名誉教授)がタカネザクラの変種として命名したが,1953年原寛氏(東京大学教授)によってマメザクラの変種(石灰岩地に適応分化した型)として改められ,ブコウマメザクラと命名された。現在では,奥多摩・秩父・妙義山系に分布しているがことが知られている。