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イヌハギ

花期から二月過ぎて
 イヌハギには開放花と閉鎖花がある。総状花序(開放花)を主にして撮影した2021.9.1の写真と比較して,その後の変化を推測した。ピントの合った部分は閉鎖花のもので,開放花のものは左側のぼけた部分と思われる。

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ヤブサンザシ

花期の半年後に
 2021.4.1に掲載した撮影地を半年ぶりに訪れたが,結実の状態が芳しくない。別の場所での情報をいただき,熟した果実を写すことができた。
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シケチシダ [シダの仲間]

湿気地(しけち)のシダ
 自然豊かな里山を流れる小川の源流域に群生していた。以前はシケシダとの名が紛らわしく,混同することが常で写真に撮ることもなかった。記憶力も年々衰えるが,日々成長する孫に触発されて一念発起。この日,遠足で訪れた低学年の小学生たちも自然の中で生き生きと活動していた。
 裂片の形,羽軸の基部,包膜のない胞子嚢群,二叉になる胞子嚢群を意識して撮影した。

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ハシゴシダ [シダの仲間]

ヒメシダ属に挑戦
 ヒメシダ属Thelypteris は里山の道沿いに比較的普通に見られるものが多いと感じる。その中でハシゴシダ,ハリガネワラビ,ヤワラシダの3種は良く似ていて,何度教えていただいても聞き流すことが多く,定着しなかった。この日は気分屋を発揮して初心者には難解なこの3種に挑戦した。近くにハリガネワラビも見られたが,夏緑性なので枯れはじめ,常緑性の本種が目立っていた。胞子嚢群が小さく辺縁寄りに着くこと,羽軸に最も近い小羽片が長いこと,を確認して同定した。間抜けなことに証拠となる撮影は怠ってしまった。
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コシダ [シダの仲間]

薄暗い林下で発見
 2017.11.22で掲載した写真は,西日本の海岸に付近で撮影した。再び掲載した小さな群落は取るに足らないものであるが,埼玉県ではやや珍しい自生地なので取り上げた。周囲の木々が伸びて日照は減少し,本種が生育するには厳しい環境と思われる。写真上ではウラジロも確認できる。
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リュウノウギク [キクの仲間]

久々の顕花植物
 久しぶりに花づきの良い個体に出会った。2017.10.28以来,2度目の掲載となる。前回は終わりかけの花であったが,今回は旬を迎えた花を写すことができた。花の痛み方はゆっくり進み,この状態を2週間近く楽しむことができた。
 ここは古秩父湾の時代に堆積してできた花崗質砂岩からなる岩盤の小高い山で,正面には武甲山や秩父盆地の眺望が広がる。いつ訪れても人は皆無,お気に入りの場所である。

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フユノハナワラビ [シダの仲間]

オオハナワラビと比較する
 本種については2017.11.20に掲載した。この時に用いた写真の元画像を再確認すると栄養葉の裂片はやや鋭尖頭で鋸歯縁も少し鋭いところがあり,オオハナワラビの可能性もある。自宅近くでフユノハナワラビの特徴を接写,オオハナワラビとの違いを確認した。
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カタヒバ [シダの仲間]

イヌカタヒバと比較する
 前回イヌカタヒバを取り上げた。自宅近くのカタヒバ
群生地で,背葉に注目して両種の違いを観察した。検索表には次のように示されている。
 背葉は辺縁が膜質とならず,先端は鋭尖頭・・・カタヒバ
 背葉は辺縁に顕著な膜があり,先端は芒状・・・イヌカタヒバ
 シダを熟知する方は容易に見分られるが,私のような素人は難しい。

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イヌカタヒバ [シダの仲間]

危急種が逸出
 ハイキングコース約10mにわたり群生していた。最初はカタヒバと思って通り過ぎたが,葉の雰囲気が異なること,葉の先端が膨らんでいることで撮影した。一部の個体は紅葉していた。
 帰化植物図鑑には「人家の石垣などに逸出し,本州各地で増殖しつつある」「晩秋になると,植物体全体が赤褐色を帯び紅葉する」と記述されていた。
 「先端の膨らみ」は水生植物が形成する「殖芽」と同じようなものと思われる。日当たりの良いところに生育する個体が紅葉していた。

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オオハナワラビ [シダの仲間]

ハナワラビ属の同定
 野山の葉が色づきはじめ,花が少なくなる季節になると,本種を含めてフユノハナワラビアカハナワラビなどの冬緑性のシダに気づくようになる。今までは安易にフユノハナワラビと決めつけていたが,栄養葉を注意深く観察した。フユノハナワラビアカハナワラビに比べ,より湿った環境を好むと思われる。
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