サイコクサバノオ [シロカネソウの仲間]
繊細な花に感動
本種がなかなか見つからず源頭部が目前に迫ってきた。諦めて尾根に上がろうとしたその時ようやく出会えた。自生地は想像していた環境とは異なっていた。沢筋でありながら水捌けの良い向陽の斜面に群生していた。記録的な多量降雨では浸食されるような不安定な環境にあった。花弁状の部分は萼片,花弁は黄色~橙色,光が十分当たらないと花は平開しない。茶色っぽい葉は次第に緑を帯びる。自生箇所及び個体数は限られ,シロバナネコノメソウと共に生えるトウゴクサバノオの方が圧倒的に多い。
近畿地方の花弁の舷部は橙色気味,色は九州に自生するサバノオの舷部(2個)に似ているが,本種の舷部は1個である。以前はサバノオの変種とされていた。種小名univalve はuni(一条の)とvalve(弁)である。
本種がなかなか見つからず源頭部が目前に迫ってきた。諦めて尾根に上がろうとしたその時ようやく出会えた。自生地は想像していた環境とは異なっていた。沢筋でありながら水捌けの良い向陽の斜面に群生していた。記録的な多量降雨では浸食されるような不安定な環境にあった。花弁状の部分は萼片,花弁は黄色~橙色,光が十分当たらないと花は平開しない。茶色っぽい葉は次第に緑を帯びる。自生箇所及び個体数は限られ,シロバナネコノメソウと共に生えるトウゴクサバノオの方が圧倒的に多い。
近畿地方の花弁の舷部は橙色気味,色は九州に自生するサバノオの舷部(2個)に似ているが,本種の舷部は1個である。以前はサバノオの変種とされていた。種小名univalve はuni(一条の)とvalve(弁)である。
チチブシロカネソウ [シロカネソウの仲間]
トウゴクサバノオ [シロカネソウの仲間]
復活! 凛として咲く
2016年12月9日以来,2度目の掲載となる。前回撮影した自生地は消滅したが,5年を経て少し離れた路肩で強かに復活していた。径1㎝に満たない花であるが,クローズアップすると清らかで美しい。開花には十分な日照を必要とするので半開の花が多い。正式には淡黄色の花弁状は萼片で本来の花弁は橙黄色部で蜜を出す役割もある。一対の暗緑色部はサバノオ(鯖の尾)の由来となる果実で中には種子が詰まっている。この植物は茎の基部に閉鎖花をつけることから繁殖力も持ち合わせているようだ。本来は渓流畔や谷筋で被植の少ないところに群生するるが,わずかな間隙に適応していた。
2016年12月9日以来,2度目の掲載となる。前回撮影した自生地は消滅したが,5年を経て少し離れた路肩で強かに復活していた。径1㎝に満たない花であるが,クローズアップすると清らかで美しい。開花には十分な日照を必要とするので半開の花が多い。正式には淡黄色の花弁状は萼片で本来の花弁は橙黄色部で蜜を出す役割もある。一対の暗緑色部はサバノオ(鯖の尾)の由来となる果実で中には種子が詰まっている。この植物は茎の基部に閉鎖花をつけることから繁殖力も持ち合わせているようだ。本来は渓流畔や谷筋で被植の少ないところに群生するるが,わずかな間隙に適応していた。
ツルシロカネソウ [シロカネソウの仲間]
シロカネソウの仲間7種め
2016~2017年にはシロカネソウ探訪と称して各地に出かけた。残るはサバノオ、サイゴクサバノオ、コウヤシロカネソウ、ツルシロカネソウ。この中で関東地方及びその周辺にツルシロカネソウが分布する。今年は都合が合わず諦めていたが、カモメラン自生地途中で見つけた。個体数は少なく群生することもなかったが、清楚で美しい花を堪能した。よく似ているハコネシロカネソウとは匐枝の出し方、頂小葉の様子などで区別する。
2016~2017年にはシロカネソウ探訪と称して各地に出かけた。残るはサバノオ、サイゴクサバノオ、コウヤシロカネソウ、ツルシロカネソウ。この中で関東地方及びその周辺にツルシロカネソウが分布する。今年は都合が合わず諦めていたが、カモメラン自生地途中で見つけた。個体数は少なく群生することもなかったが、清楚で美しい花を堪能した。よく似ているハコネシロカネソウとは匐枝の出し方、頂小葉の様子などで区別する。