マヤラン [ランの仲間]
クリンソウ [サクラソウの仲間]
ユウスゲ
ミネカエデ
ツルツゲ
極小花に立ち止まる
ハイマツ帯の中でひっそりと咲いていた。名前が思い出せず,証拠写真として3枚写した。撮影中に「何の花ですか?」と聞かれたが,「葉はイヌツゲに似ていますが,花は別の仲間と思います。判らないので写しています。」と答えた。帰宅後,葉を拠り所にして同定した。撮影したものは全て雄株ばかり。雌株を探したが,視界にタカネスミレが入っていたので先を急いだ。
ハイマツ帯の中でひっそりと咲いていた。名前が思い出せず,証拠写真として3枚写した。撮影中に「何の花ですか?」と聞かれたが,「葉はイヌツゲに似ていますが,花は別の仲間と思います。判らないので写しています。」と答えた。帰宅後,葉を拠り所にして同定した。撮影したものは全て雄株ばかり。雌株を探したが,視界にタカネスミレが入っていたので先を急いだ。
ハイマツ
ミヤマハンノキ
ミヤマダイコンソウ
ツガザクラ [ツツジの仲間]
イワハタザオ
変異の多い仲間
本変種の基本種は富士山に生えるフジハタザオ A. serrata var. serrata といわれている。形態的,生態的に変異の多い種といわれ,いくつかの変種や品種が認められている。分類上では顕著な特徴はなく,微妙な違いが多く識別が難しいともいわれている。過去に静岡県でシコクハタザオ A. serrata var. shikokiana を見たことがあるが,同定するまでに数年を要した。決定づける文献も少なく,分布域で判断していることが多いようだ。
秋田駒ケ岳や岩手山には花柱の短いイワテハタザオ A. serrata var. japonica f. fauriei があることは承知していた。そのため,今回の秋田駒ケ岳では本変種についても注視して登った。スタートの8合目からほどなくして出現し,戻るまでに数箇所で撮影した。写真上は火口原,写真中は大焼砂,写真下は稜線,それぞれで写した。ネット上では,この山塊のヤマハタザオ属 Arabis の多くはイワテハタザオとして紹介されている。本州中部の高山型としてウメハタザオ f. grandiflora,北海道から本州北部にはエゾノイワハタザオ var. glauca があり,まさに識別が難しい。一度は3枚の写真をすべてイワテハタザオとしたが,特徴的な短い花柱は確認できなかった。最終的には一番無難なイワハタザオとした。率直な疑問として,果期になるにつれて花柱はしだいに伸長していくように思うのだが.....。疑問は解けそうにない。
本変種の基本種は富士山に生えるフジハタザオ A. serrata var. serrata といわれている。形態的,生態的に変異の多い種といわれ,いくつかの変種や品種が認められている。分類上では顕著な特徴はなく,微妙な違いが多く識別が難しいともいわれている。過去に静岡県でシコクハタザオ A. serrata var. shikokiana を見たことがあるが,同定するまでに数年を要した。決定づける文献も少なく,分布域で判断していることが多いようだ。
秋田駒ケ岳や岩手山には花柱の短いイワテハタザオ A. serrata var. japonica f. fauriei があることは承知していた。そのため,今回の秋田駒ケ岳では本変種についても注視して登った。スタートの8合目からほどなくして出現し,戻るまでに数箇所で撮影した。写真上は火口原,写真中は大焼砂,写真下は稜線,それぞれで写した。ネット上では,この山塊のヤマハタザオ属 Arabis の多くはイワテハタザオとして紹介されている。本州中部の高山型としてウメハタザオ f. grandiflora,北海道から本州北部にはエゾノイワハタザオ var. glauca があり,まさに識別が難しい。一度は3枚の写真をすべてイワテハタザオとしたが,特徴的な短い花柱は確認できなかった。最終的には一番無難なイワハタザオとした。率直な疑問として,果期になるにつれて花柱はしだいに伸長していくように思うのだが.....。疑問は解けそうにない。
ムシトリスミレ
シラネアオイ
天上の楽園
所持する図鑑(日本の野生植物.1982.平凡社)では1科1属1種,日本特産のシラネアオイ科として分類されている。これ以前はキンポウゲ科,現在では再びキンポウゲ科に位置づけられている。独立した科の根拠は,雄蕊にボタン科に似た特徴があること,染色体数や果実などにキンポウゲ科にない特徴があること,などが指摘されている。
タカネスミレの群生地・大焼砂からバス発着の8合目に戻るには幾つかのルートが選択できる。体力,時間,天候など,ともに余裕があったので火口原に最後まで雪渓が残るルート(写真D:通称 ムーミン谷)を歩いた。下山するには最後にきつい登り返しがあるが,ここで想像を絶する群生が待っていた。谷底から稜線に登る約20分間は圧巻のシラネアオイロード。満足!
※写真は上からA~D
所持する図鑑(日本の野生植物.1982.平凡社)では1科1属1種,日本特産のシラネアオイ科として分類されている。これ以前はキンポウゲ科,現在では再びキンポウゲ科に位置づけられている。独立した科の根拠は,雄蕊にボタン科に似た特徴があること,染色体数や果実などにキンポウゲ科にない特徴があること,などが指摘されている。
タカネスミレの群生地・大焼砂からバス発着の8合目に戻るには幾つかのルートが選択できる。体力,時間,天候など,ともに余裕があったので火口原に最後まで雪渓が残るルート(写真D:通称 ムーミン谷)を歩いた。下山するには最後にきつい登り返しがあるが,ここで想像を絶する群生が待っていた。谷底から稜線に登る約20分間は圧巻のシラネアオイロード。満足!
※写真は上からA~D
シロバナハクサンチドリ [ランの仲間]
ハクサンチドリ [ランの仲間]
イワヒゲ [ツツジの仲間]
ウコンウツギ
ノビネチドリ [ランの仲間]
駐車場の法面に咲く
下山して靴を履き替えている目前で咲いていた。2018-06-09 で掲載した花と色合いが異なるので取り上げた。側花弁には斑が入り,白地の唇弁には紫色の条が2本ある。本種のアルビノ型,シロバナノビネチドリ f. leucantha との中間型と思われる。花の名山には,駐車場にも魅力的な花がさりげなく咲いていた。
下山して靴を履き替えている目前で咲いていた。2018-06-09 で掲載した花と色合いが異なるので取り上げた。側花弁には斑が入り,白地の唇弁には紫色の条が2本ある。本種のアルビノ型,シロバナノビネチドリ f. leucantha との中間型と思われる。花の名山には,駐車場にも魅力的な花がさりげなく咲いていた。
コケイラン [ランの仲間]
オオヤマフスマ
チシマアマナ
千島の甘菜
千島列島(ウルップ島)ではじめて採集され,アマナに似ることが和名の由来という。南部地方の名峰では個体数は多く,中腹から上部の登山道の随所で見られる。岩地全体を被うイワウメに圧倒されて意外に目立たない。一つ一つの花は繊細でとても美しい。
千島列島(ウルップ島)ではじめて採集され,アマナに似ることが和名の由来という。南部地方の名峰では個体数は多く,中腹から上部の登山道の随所で見られる。岩地全体を被うイワウメに圧倒されて意外に目立たない。一つ一つの花は繊細でとても美しい。