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ツルツゲ

極小花に立ち止まる
 ハイマツ帯の中でひっそりと咲いていた。名前が思い出せず,証拠写真として3枚写した。撮影中に「何の花ですか?」と聞かれたが,「葉はイヌツゲに似ていますが,花は別の仲間と思います。判らないので写しています。」と答えた。帰宅後,葉を拠り所にして同定した。撮影したものは全て雄株ばかり。雌株を探したが,視界にタカネスミレが入っていたので先を急いだ。
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ツルツゲ(モチノキ科)Ilex rugosa 蔓黄楊
 本州(中部地方以北)に分布,亜高山帯の針葉樹林内に生える常緑低木。日本固有種。つる状に地面をはい,長さ20-50㎝になる。枝には稜があり無毛。葉は互生,長さ2-4㎝,幅5-15㎜の長楕円形または披針形。縁には粗い鋸歯があり,表面は細脈まで凹み,しわが目立ち,両面ともに無毛。葉柄の長さは2-4㎜。花期は6-8月。雌雄異株。前年枝の葉腋に径約4㎜の花を1-4個つける。果実は核果で径約6㎜,9-11月に赤く熟す。 (2020.6.23)


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