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ウリハダカエデ [カエデの仲間]

雄花?
 たびたび訪れる標高約900mのマイフィールドには色々なカエデ属Acer が自生する。いつかは全ての花を写したいと思うが歩みは遅々として進まない。開花や撮影条件のタイミングが合致しないことも理由の一つではあるが...
 写真A~Fは全て同じ株を2回に分けて撮影した。カエデ属の多くは雌雄異株であるが,まれに雌雄同株のものが見られる。写真Aから雄株と判断したが,約3週間後には翼果ができていた(写真D)。
 ※ 写真は上から順にA~F
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メグスリノキ [カエデの仲間]

至近から雄花を観察
 紅葉した葉は2022-11-06で取りあげた。「関東地方では標高500-1500mに生育する」と図鑑に記述されている。毎年訪れる自生地(標高950m)では花を着けた株を久しぶりに見ることができた。道下に生えているので目の高さから花や葉を観察できる。残念ながら雌雄異株の雌花は見つからなかった。花序の中軸や花柄には開出毛が密生していた。
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オガラバナ [カエデの仲間]

和名の由来は幹の柔らかさ
 この日,亜高山帯の針葉樹に交じって最も目についた広葉樹である。葉はアサノハカエデ,花はテツカエデに似ているが,立ち上がる穂咲きの花で区別できる。雄花だけの花序と雄花と両性花の混ざる花序があると記憶していたが,写したものは全て雄花であった。 
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ミツデカエデ [カエデの仲間]

今年は当たり年
 毎年同じように咲く植物があれば,数年に一度咲くものもある。毎年この木の下を通るが,昨年は花に気づくことはなかった。同属のメグスリノキも3出複葉であるが,小葉の形や葉縁が明らかに異なる。なお,撮影した個体は雌株である。
※ 写真は上から順にA~F
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メグスリノキ [カエデの仲間]

3出複葉のカエデ
 紅葉の美しさはカエデ属Acer の中でも際立つ。落葉高木といわれるが残念ながら高い木に出会ったことがない。撮影した個体も高さ5m,太さ15㎝程度だ。春に採取した樹皮や枝葉を乾燥させたものを煎じ,眼病予防などに用いられてきた。同じように3出複葉となるミツデカエデは,小葉の縁が欠刻状となるので容易に見分けられる。megusurinoki.jpgmegusurinoki2.jpg

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ハウチワカエデ [カエデの仲間]

黄葉から紅葉へ
 紅葉の美しさだけでなく,淡い新緑と濃紅紫色の花の美しさにも惹かれる。本種は次のように類似種と区別する。
  ・ハウチワカエデの葉柄は葉身の1/4~1/2の長さで軟毛があり,暗紅色の花
  ・コハウチワカエデの葉柄は葉身の2/3~同長で毛があり,淡黄色の花
  ・オオイタヤメイゲツの葉柄は葉身と同長で無毛
 写真Dを除いて他の4枚は同じ個体を写した。2018年(写真E)の紅葉はやや早く,特に美しかった。
 ※ 写真は上から順にA~E
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ナンゴクミネカエデ [カエデの仲間]

カエデの花に注目
 山腹上部から尾根にかけて見られることがミネ(峰)の由来と聞いた。以前の図鑑では本州は近畿地方南部とされていたが,現在では東北地方まで分布するといわれている。ヒメコザクラを観察後,登山口から駐車場に戻る県道(標高約1200m)で撮影した。
 本種は独立種とする考えと
ミネカエデの亜種または変種とする考えがある。ミネカエデとの違いは「葉の裂片すべてが尾状鋭先頭である」といわれるが,同一のシュート(主軸)であっても生長とともに葉形が変わることから,同定は容易いことではない。
 花序及び花は
ミネカエデ似て,葉形はコミネカエデに近いと感じる。花序と花(花弁と萼片)を確認すれば,確かな同定が可能と思われる。開きはじめの花を手持ちで撮影した。薄曇りで静穏,強力な手振れ防止に助けられ,自己満足の写真となった。
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チドリノキ [カエデの仲間]

カエデらしからぬ葉形
 以前,沢沿いを歩きながら樹木について教えていただく機会があった。カバノキ科のサワシバ,クマシデとともに名前を憶えようとするのだが,葉の形と別名ヤマシバカエデなどとまとめて説明していただき,かなり混乱した。葉が対生することに着目することで少し分かりやすくなった。黄葉する葉の形からは,とてもカエデの仲間とは思えない。写真上は両性花,下は雄花と思われる。chidorinoki.jpgchidorinoki2.jpg

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ウリカエデ [カエデの仲間]

ウリそれともウリハダ
 花期はソメイヨシノの見頃とほぼ同じで,丘陵地などでも見られるありふれた樹木である。カエデの仲間は湿った所を好むものが多いが,本種は乾いた尾根筋でも見られる。元画像を拡大すると雌花(写真上)には先が2分する花柱と退化した雄しべ,雄花(写真中)には8本の雄しべが,それぞれ確認できる。紅色を帯びた鱗片葉(長さ約2㎝)が意外と美しい。ウリハダカエデに似ているが,花の数,葉の形や葉裏の毛,黄葉すること(ウリハダカエデは紅葉),樹皮などに違いが見られる。撮影した樹皮は幹の太い個体で,灰色の裂け目が入っている。
 ※ 写真は上から上・中・下
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ミネカエデ [カエデの仲間]

亜高山帯のカエデ
 本種に類似する種として,コミネカエデ,ナンゴクミネカエデ,オオバミネカエデ,が知られている。分類についても異論があり,同定は意外に面倒である。便宜上,標高や地域で分類しているような事例も見かける。ここではミネカエデと同定したが,あまり自信はない。
 秋田駒ヶ岳8合目以上ではミネカエデとナンゴクミネカエデが混生している,と聞いたことがある。登山道沿いに見られる10個体ほどを写し,帰宅後画像を拡大して調べた。両種の中間型と思えるような個体もあるが,ナンゴクミネカエデ(葉の掌状裂片の先が全て尾状に長く尖る)と断定できるものは写っていなかった。minekaede.jpgminekaede2.jpg

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オニイタヤ [カエデの仲間]

鮮やかな浅黄色
 沢沿いの湿った土地には高木になるイタヤカエデの仲間が多い。葉が開く前に、蛍光色を思わせる鮮やかな浅黄色の花を枝先に咲かせて森を彩る。
 イタヤカエデ類は、葉の形、葉の毛の有無や多少、果実の大きさ、果実の翼の開く角度などに、様々な変異があり、多くの変種や品種に分類されている。そのため、広義と狭義のイタヤカエデがあり、分類は複雑である。3枚の写真は渓谷に架かる橋から撮影した。一部の枝は橋の欄干までに伸びて、素手で葉を触ることもできる。その特徴から種名を同定した。
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