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オガラバナ [カエデの仲間]

和名の由来は幹の柔らかさ
 この日,亜高山帯の針葉樹に交じって最も目についた広葉樹である。葉はアサノハカエデ,花はテツカエデに似ているが,立ち上がる穂咲きの花で区別できる。雄花だけの花序と雄花と両性花の混ざる花序があると記憶していたが,写したものは全て雄花であった。 
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オガラバナ(ムクロジ科)Acer ukurunduense 麻幹花 別名 ホザキカエデ
 北海道・本州(紀伊半島以北)に分布,亜高山帯(本州では1500ー2000m)に生える落葉小高木。高さ3-10m,直径10㎝で,大きいもので高さ17m,直径25㎝ほどになる。
 葉は対生,葉身の長さ8-15㎝,幅7-15㎝,掌状に5-7裂して基部は心形。裂片の先は鋭く尖り,縁には欠刻状の鋸歯がある。表面は全体に短毛が散生し,裏面は灰白色の軟毛が密生し,脈に沿って淡褐色の毛が密生する。葉柄の長さ4-8㎝。
 花期は6-8月。雌雄同株。枝先に長さ10-20㎝円柱状の花序を直立し,黄緑色の花を100-200個着ける。花弁と萼片は5個。雄蕊は8個。1つの花序に雄花と両性花が混生するが,雄花だけの株もしばしば見られる。果実は翼果。(2023.7.7)


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