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ムラサキタカネアオヤギソウ

基準標本の産地
 図鑑には「アオヤギソウ,シュロソウの類は,環境により,形態,花の色などに変化が多く,種,変種の区分が難しく,学名の扱い方もなかなか面倒である。」と記載されている。
 花はアオヤギソウが黄緑色,シュロソウが暗紫褐色と程度の知識しか持ち合わせていないが,本品種の基準標本の産地であることを踏まえて同定した。湿原では花が黄緑色のタカネアオヤギソウが見られる。
murasakitakaneaoyagisou.jpgmurasakitakaneaoyagisou2.jpg
ムラサキタカネアオヤギソウ(シュロソウ科)Veratrum maackii var. longibracteatum f. atropurpureum 紫高嶺青柳草 別名 タカネシュロソウ
 本州(関東地方・中部地方)に分布,亜高山~高山帯の草地や礫地に生える多年草。シュロソウ var. reymondianum の高山型で1品種。草丈は30-40㎝。葉の幅が3㎝以上とされる母種に比べて狭く,1-2㎝の線形披針形。葉の長さは6-15㎝。
 花期は7-8月。花茎に円錐花序を頂生する。花は両性花と雄花があり,暗紫褐色,径約1㎝,花被片6個,雄蕊6個,花柱の先は3裂。(2023.7.7)


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