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センリョウ

正月の縁起物(その2)
 冬に赤い実をつけることから,正月に切枝として珍重される。葉よりも上に実があるので美しさは万両を凌ぐ。野生化するマンリョウに比べて関東地方では出会える機会は少ない。9年前に某自生地で撮影したものを掲載した。
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マンリョウ

正月の縁起物
 埼玉県植物誌(1998年版)に次のような記載がある。
 マンリョウ(逸) 自然分布域は房総半島より南の暖地性植物,本県では栽培品が野生化し広い範囲に生育,<略> 縁起物に利用,種子は鳥が散布,自然発芽で繁殖。

 調査から四半世紀が経過し,逸出した植物は自然発芽の繁殖を繰り返し野生種といわれても違和感を感じない。西川材となるスギ植林下で群落を形成していた。
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アオネカズラ [シダの仲間]

生き永らえるシダ
 2024年,大寒(1月20日)から降り出した雨は,予報に反して雪にならなかった。暖冬は年寄りにはありがたいが地球規模の温暖化は気がかりだ。
 山眠る候に訪れる冬緑性のシダがある。2年前(写真下)と比べ,現状維持(写真上,中)と判断した。長く横走する根茎から出る葉は10枚未満,個体数は1~2か。絶滅の心配は絶えない。昔は手の届くところにも生えていた記憶がある。暖冬とはいえ寒中の自生地はさすがに冷えた。
 分子系統よる分類でエゾデンダ属Polypodjum からアオネカズラ属Goniophlebium になり,ウラボシ科はますます大所帯となった。
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謹賀新年 [あいさつ]

 令和6年の年頭にあたり,皆様のご多幸とご健勝をお祈りします。

 令和6年の干支は41番目の組合せの甲辰(きのえたつ),十干の甲は陽の木,十二支の辰は陽の土で,相克です。五行思想では相手を打ち滅ぼしていく,陰の関係となるようです。
 1964年(60年前)は東京オリンピック,東海道新幹線(夢の超特急)開業,新潟地震など。1904年(120年前)は日露戦争開戦で列強入り,帝国主義へ邁進。1844年(180年前)は諸外国から開国を迫られ,開国から明治維新となる頃でした。過去三回の甲辰は歴史的転換期といえそうです。

 干支に因む植物も候補でしたが,雲海の秩父盆地と一点の曇もない日の出を選びました。
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