ワダソウ
予想外の出会い
秩父地方の林道では令和元年東日本台風(台風第19号)による甚大な被害が未だに残っている。一部通行止めが解除された林道を3年ぶりに訪れた。ここは標高800mを越えることから里で見逃した花を観察できる。
超大型望遠レンズで待機中の方に断って林に入ろうとすると,サブカメラで写した画像を開き「この花何ですか」と聞かれた。ワチガイソウ属Pseudostellaria と分かったが,5花弁の先の切れ込むような凹みに驚いた。10年以上も通っているが,見かけるのはいつもヒゲネワチガイソウ。この野鳥写真家と出会わなければ,ワダソウを観察することもなかっただろう。
すでに花は終盤,10個ほどの雄蕊にある赤紫色の葯は少ない。Pseudo は“偽りの”,Stellaria は“ハコベ属”といわれている。
秩父地方の林道では令和元年東日本台風(台風第19号)による甚大な被害が未だに残っている。一部通行止めが解除された林道を3年ぶりに訪れた。ここは標高800mを越えることから里で見逃した花を観察できる。
超大型望遠レンズで待機中の方に断って林に入ろうとすると,サブカメラで写した画像を開き「この花何ですか」と聞かれた。ワチガイソウ属Pseudostellaria と分かったが,5花弁の先の切れ込むような凹みに驚いた。10年以上も通っているが,見かけるのはいつもヒゲネワチガイソウ。この野鳥写真家と出会わなければ,ワダソウを観察することもなかっただろう。
すでに花は終盤,10個ほどの雄蕊にある赤紫色の葯は少ない。Pseudo は“偽りの”,Stellaria は“ハコベ属”といわれている。
クチナシグサ
ホンシャクナゲ [ツツジの仲間]
今日も過去写真から
度々のことだが,今回もブログ開始以前の写真を用いた。自生地が近ければ取り直したいが,有名な自生地は遠く簡単に訪れることはできない。キバナサバノオを堪能した後日,比良山系の尾根筋でようやく見ることができた。
秩父地方にも分布するアズマシャクナゲに似ているが,花冠の裂け方で両種を区別する。5裂する花冠のアズマシャクナゲに対して,本種は7裂の花冠をつけることが大きな違いである。
度々のことだが,今回もブログ開始以前の写真を用いた。自生地が近ければ取り直したいが,有名な自生地は遠く簡単に訪れることはできない。キバナサバノオを堪能した後日,比良山系の尾根筋でようやく見ることができた。
秩父地方にも分布するアズマシャクナゲに似ているが,花冠の裂け方で両種を区別する。5裂する花冠のアズマシャクナゲに対して,本種は7裂の花冠をつけることが大きな違いである。
ハルユキノシタ
過去の写真から
本来ならば,新たに撮影したいところであるが,秩父地方での自生は確認できない。やむを得ずブログ開始以前,ちょうど6年前に写した画像を用いて記事にした。特徴はユキノシタよりも花期が早く,上3弁には黄色の紋(ユキノシタには紅紫色の紋)がある。
本来ならば,新たに撮影したいところであるが,秩父地方での自生は確認できない。やむを得ずブログ開始以前,ちょうど6年前に写した画像を用いて記事にした。特徴はユキノシタよりも花期が早く,上3弁には黄色の紋(ユキノシタには紅紫色の紋)がある。
サワオグルマ [キクの仲間]
クゲヌマラン [ランの仲間]
マルバアオダモ
ヤマナシ
チドリノキ
ウリカエデ
ヤマエンゴサク
ヤマエンゴサク祭り
自宅から直線にして約1㎞の所にこの群落はある。斜面は北向きで,この上方にはアマナの群落もある。毎年訪れているが気に入るように写せない。今回も納得したわけではないが,当たり年とも思える数え切れないほどの花で誤魔化した。群落は写真Aのさらに左側に広がっている。訪れる人は皆無であるが,一面に咲き誇る様子はまさにお祭りである。
図鑑では花の色は青紫~紅紫とあるが,ここの個体には様々な色があり,白色に近いもの(写真C)もある。小葉の数や形状,小花柄の基部の苞,花の色,いずれも変異するものが多い。
※写真は上からA~E
自宅から直線にして約1㎞の所にこの群落はある。斜面は北向きで,この上方にはアマナの群落もある。毎年訪れているが気に入るように写せない。今回も納得したわけではないが,当たり年とも思える数え切れないほどの花で誤魔化した。群落は写真Aのさらに左側に広がっている。訪れる人は皆無であるが,一面に咲き誇る様子はまさにお祭りである。
図鑑では花の色は青紫~紅紫とあるが,ここの個体には様々な色があり,白色に近いもの(写真C)もある。小葉の数や形状,小花柄の基部の苞,花の色,いずれも変異するものが多い。
※写真は上からA~E
クサイチゴ
コケリンドウ [リンドウの仲間]
芝生でコケを見つける
春に咲くリンドウ3種の中で,秩父地方で普通に見られるのはフデリンドウ,本種や湿地に生えるハルリンドウはなかなかお目にかかれない。
茎葉よりもロゼット状の根生葉が特徴といわれる。最近,コケリンドウは都市公園の芝生などにも生えることを知った。
春に咲くリンドウ3種の中で,秩父地方で普通に見られるのはフデリンドウ,本種や湿地に生えるハルリンドウはなかなかお目にかかれない。
茎葉よりもロゼット状の根生葉が特徴といわれる。最近,コケリンドウは都市公園の芝生などにも生えることを知った。