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サワオグルマ [キクの仲間]

貴重な自生地で一息
 埼玉県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されている希少種が山沿いの田んぼ脇に群生していた。水が染み出るような環境と日当たり良さは本種にとって最適地と思われる。この田んぼでは昔ながらの耕作が続いている。東から西に開けた景観は時が経つのを忘れるほど素晴らしい。
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サワオグルマ(キク科)Tephroseris pierotii 沢小車
 本州~沖縄に分布,温帯~亜熱帯に生える多年草。日当たりの良い山間の湿地に生え,ときに群生する。
 茎は太くて柔らかく,中空で直立し,高さ50-80㎝となり,葉とともに白いくも毛がある。葉はやや厚く,根出葉は多数,ロゼット状で柄があり,狭長楕円形または披針形,長さ12-25㎝,幅1.5-7㎝,鈍頭,縁に微凸歯があるか,やや全縁,両面ともはじめ密にくも毛があるが,のちに無毛となる。茎葉は卵状披針形,鋭尖頭,基部は広く茎を抱く。
 花期は4-6月。頭花は径3.5-5㎝,6-30個がやや散房状または散状につく。花柄は3-8㎝。舌状花冠は長さ11-16㎜,幅2㎜。
(2021.4.19)

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