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ハルユキノシタ

過去の写真から
 本来ならば,新たに撮影したいところであるが,秩父地方での自生は確認できない。やむを得ずブログ開始以前,ちょうど6年前に写した画像を用いて記事にした。特徴はユキノシタよりも花期が早く,上3弁には黄色の紋(ユキノシタには紅紫色の紋)がある。
haruyukinoshita.jpgharuyukinoshita2.jpg
ハルユキノシタ(ユキノシタ科)Saxifraga nipponica 春雪ノ下
 本州(関東~近畿)に分布,山地の岩上に生える多年草。走出枝は出さないが,根茎は地面を長く横に匍う。葉と花茎は普通白色の繊毛に被われる。根出葉は長さ(2-)5-16㎝の葉柄があり,葉身は円形~腎円形で長さ2-6㎝,幅2-7㎝,基部は心形,13-17浅裂し,縁には鋭鋸歯がある。花期は4-5月。花茎は高さ20-30㎝。花序は集散。苞は披針形。萼裂片は長楕円形~卵状3角形,長さ2.5-4.5㎜,平開し,花後に反曲する。花弁は開出し,白色,上側の3花弁は広卵形,長さ3-5㎜,鋭頭で,基部に黄色の斑紋があり,明らかな爪がある。下側2花弁は多少大きさが異なるが長楕円形,長さ10-25㎜になり,両端は鋭形。雄蕊は10個で長さ約5㎜,裂開直前の葯は淡黄色または淡紅色。(2015.4.24)

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