ヤチアザミ [キクの仲間]
湿地性のアザミ
のどかな風景が広がる休耕田を今年も訪れた。自宅近くにある谷津の休耕田は耕作放棄で藪になっているが,ここでは様々な湿生植物が観察できる。ここの主役は地中に匍匐茎を伸ばして大群落を形成するアザミだ。本種についても国立科学博物館植物研究部日本のアザミを参照させていただいた。
のどかな風景が広がる休耕田を今年も訪れた。自宅近くにある谷津の休耕田は耕作放棄で藪になっているが,ここでは様々な湿生植物が観察できる。ここの主役は地中に匍匐茎を伸ばして大群落を形成するアザミだ。本種についても国立科学博物館植物研究部日本のアザミを参照させていただいた。
キジノオシダ [シダの仲間]
ヤマソテツ [シダの仲間]
クラガリシダ [シダの仲間]
ハマベノギク [キクの仲間]
ドロノキ
ハイイヌガヤ
ハクサンカメバヒキオコシ
サワアザミ [キクの仲間]
初見の大型アザミ
沢沿いで人の背丈を越える大型のアザミに気づいた。大きく羽裂した葉,中部以上でよく分枝するがあまり伸びない枝,下向きの頭花と頭花下部の苞葉などが印象的だった。同定には国立科学博物館植物研究部日本のアザミが決め手となった。
沢沿いで人の背丈を越える大型のアザミに気づいた。大きく羽裂した葉,中部以上でよく分枝するがあまり伸びない枝,下向きの頭花と頭花下部の苞葉などが印象的だった。同定には国立科学博物館植物研究部日本のアザミが決め手となった。
タイミンガサ [キクの仲間]
まさに大明傘
花の少ないアキギリに少しガッカリしたが,近くの特別保護区にはトチノキ,サワグルミ,カツラなどの巨木がそびえる見事な森が広がっていた。シカの食害のない林床は多様な植物相で被われ,傘になるような大きな葉をつけたコウモリソウ属Parasenecio も点在していた。
花の少ないアキギリに少しガッカリしたが,近くの特別保護区にはトチノキ,サワグルミ,カツラなどの巨木がそびえる見事な森が広がっていた。シカの食害のない林床は多様な植物相で被われ,傘になるような大きな葉をつけたコウモリソウ属Parasenecio も点在していた。
アキギリ
ヤマトリカブト
猛毒植物の観察
トリカブトの仲間が少し分かってきたので,できるだけ撮影して調べるようにしている。本種については2022-10-21で取り上げているが,ツクバトリカブトも分布する地域だったので念のため撮影した。花柄には屈毛が生え,葉や葉柄には毛がないことを確認した。
トリカブトの仲間が少し分かってきたので,できるだけ撮影して調べるようにしている。本種については2022-10-21で取り上げているが,ツクバトリカブトも分布する地域だったので念のため撮影した。花柄には屈毛が生え,葉や葉柄には毛がないことを確認した。
ウメバチソウ
美しい仮雄蕊
高原の湿り気のあるところで見かけることが多い。掲載済みのコウメバチソウよりも母種が後になってしまったが,花のつくりの巧妙さにいつも感嘆する。雄蕊は全部で10個,そのうち花弁と対生する5個は仮雄蕊で,残り5個に葯がつく。花糸は1本ずつ伸びて花粉を順々に出すと思われる。
高原の湿り気のあるところで見かけることが多い。掲載済みのコウメバチソウよりも母種が後になってしまったが,花のつくりの巧妙さにいつも感嘆する。雄蕊は全部で10個,そのうち花弁と対生する5個は仮雄蕊で,残り5個に葯がつく。花糸は1本ずつ伸びて花粉を順々に出すと思われる。