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ナガミノツルケマン

撮り難い植物
 林縁や林道脇などで見かけることがあり何度も撮影してきた。今回も掲載に迷うほど出来映えの悪い写真だ。多数の花を着けるが見栄えしないところが特徴か。茎は四方八方によく分枝するもののまとまりがない。直立せずに他に寄りかかるように伸びるので始末が悪い。ややまれなツルケマンに比べれば見かけることは多く,花の黄色はより濃い。
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ナガミノツルケマン(ケシ科)Corydalis raddeana 長実の蔓華鬘 別名 ナガミノツルキケマン
 北海道・本州・九州に分布,山地に生える1-越年草。
 地下に根茎はなく,茎は直立せずに他の植物に寄り掛かって広がり,八方に分枝し,先の枝や花序は斜上して1-2mになる。全草に毛はなく,やわらかく,茎には稜がある。
 葉は互生し,柄があり,葉身は3角形~卵形,2-3回3出複葉となる。小葉の多くは3深裂する。
 花期は8-10月。葉腋から総状花序を出す。花は濃黄色で4個の花弁からなる。花の一方は2唇状に開き,反対側は長い距となる。苞はツルケマンよりも多少狭い。蒴果の種子はほぼ1列(ツルケマンは2列)に並ぶ。(2023.8.31)


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