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コケモモ [ツツジの仲間]

果実は食用
 酸味が強いので砂糖を加えてジャムなどに加工される。赤く熟した実を食べたことがあるが確かに酸っぱい。汗をたっぷりかいた登山にはこの味で元気が出てくる。
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ベニサラサドウダン [ツツジの仲間]

深紅の更紗
 針葉樹が密生する亜高山帯では少なく,森林限界に近い疎林で多く見られた。ハイマツ帯にも生育していたが,強い日射で発色が悪い(写真C)。今年の花づきは格別に良い。
 ※ 写真は上から順にA~C
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ホツツジ [ツツジの仲間]

真っ直ぐ突き出た花柱
 花序の様子から和名の“穂”を連想することができる。花柱の形状でミヤマホツツジと区別する。根元から多数分枝するので,古くは箒の代用とした地方もあると聞く。
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ツガザクラ [ツツジの仲間]

亜種を意識
 エゾノツガザクラアオノツガザクラの近くで別のツガザクラ属Phyllodoce が生えていた。前回の2020-07-16では亜種ナガバツガザクラ ssp. tsugifolia についても記載したが,今回は当時のことも意識して撮影した。正確な実測は行わなかったが,拙ブログに掲載した画像からも葉の長さや幅,萼片の形が異なる。2020-07-16の個体はナガバツガザクラと思われる。
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アオノツガザクラ [ツツジの仲間]

ハイブリッドの近くで
 前回の2017-02-07は古いポジフィルムをデジタル化したものを取り上げた。今回はエゾノツガザクラが主目的であったが,両種を比較するために時間をかけて観察した。10mほど離れた所には前回のエゾノツガザクラが生えていた。
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エゾノツガザクラ [ツツジの仲間]

分布南限地を訪ねる
 この自生地における本種の花期は例年6月20日ごろ,残念ながら6月下旬は悪天候続きで予定を延ばしてきた。先ずは安全第一。7月に入ったので残り花状態であることは覚悟していた。
 北半球の寒帯に広く分布しているが,この自生地は分布の南限と思われる。アオノツガザクラと混在していることが多く,いくつかのパターンで自然雑種が報告されている。登山ルートの3箇所で自生を確認した。いずれも付近にはアオノツガザクラが見られた。
 純系のエゾノツガザクラの花冠は,表面に腺毛,細長い形,紅紫色,といわれている。
分布南限地では花冠のほとんどが,疎らな腺毛,球状壺形,淡紅紫色,であった。萼片も含めて両種の特徴が混在するハイブリッドと思われる。日本で純系のエゾノツガザクラの自生は北海道の限られた山域だけのようだ。
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レンゲツツジ [ツツジの仲間]

無人の群生地
 蕾の様子を蓮華に見立てたことが和名の由来で,別名は同色のヤマツツジに対する名といわれている。有毒植物で牛や馬なども食べないことから群生地して有名な牧場もある。個人的にはあまり馴染めない花であるが,残雪の山並みの美しさにしばし見蕩れ,至福のひとときを過ごした。
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コヨウラクツツジ [ツツジの仲間]

数多くの瓔珞
 北海道から九州に分布するが,冷温帯から亜寒帯が主な生育地となる。特徴である歪んだ壺形の小さな花がたくさんついていた。根元には50㎝ほどの残雪がまだあった。
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コメツツジ [ツツジの仲間]

花は痛みやすい
 分布は広く,酸性土壌の岩場や風衝草原で見かけることが多い。何度も見てきたツツジであるが良い写真が撮れない。撮影術の未熟さが要因であるが,なかなか旬な花に出会えない。この日も登山道の随所で見かけ,そのたびにカメラを向け,そして諦める。いつものパターンである。
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バイカツツジ [ツツジの仲間]

控えめに
 梅雨時,葉の下に隠れるように咲くので目立たない。この日も地面に落下した花に気づき,辺りを見回して撮影した。ネジキナツハゼハナヒリノキは痩せた土壌の尾根に生えるが,本種は肥沃な土壌からなる鞍部に生育していた。鞍部も含めて尾根などは同じ山中でも酸性傾向が強く,ツツジ科の多くはこうした土壌を好むようだ。
 写真下は葉がなくなり,花が顕わになった異常なものであるが,花の様子がよく分かるので敢えて撮影した。撮影のために故意に葉をもぎ取るような行為は,断じて行っていないことを書き添えたい。
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ハナヒリノキ [ツツジの仲間]

変異の大きい植物
 尾根道で花をいっぱい着けた低木に気づいた。ピント合わせをしていると,エゾウラジロハナヒリノキの記憶が蘇ってきた。葉は細長く,白っぽさはなく,葉の先端があまり尖っていないのが少し気になる。地域によって個体差があり,変種及び品種レベルなど見解が分かれている。また,イワナンテン属Leucothoe として分類する考えもある。
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ナツハゼ [ツツジの仲間]

赤みを帯びた花
 前回のネジキを撮影している時,まるで紅葉しているような個体に気づいた。生育環境は尾根筋の乾いた場所である。スノキ属Vaccinium の中で,花序が今年出した枝に頂生するものはナツハゼだけと思われる。赤みを帯びた淡黄緑色の花が一般的であるが,これとは逆のような個体である。
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ネジキ [ツツジの仲間]

花は整然と
 昔,植生調査を手伝ったことがある。時折,ヤブ漕ぎを強いられることがあり,この木が出てくると尾根が近いことを感じてほっとした。尾根には道があることが多いからだ。ここでは,随所に真っ白な花が咲き乱れ,そよ風に乗って花の芳香が漂っていた。花は整然と下向きに咲き,果期には上向きに転じる。
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ホンシャクナゲ [ツツジの仲間]

今日も過去写真から
 度々のことだが,今回もブログ開始以前の写真を用いた。自生地が近ければ取り直したいが,有名な自生地は遠く簡単に訪れることはできない。キバナサバノオを堪能した後日,比良山系の尾根筋でようやく見ることができた。
 秩父地方にも分布するアズマシャクナゲに似ているが,花冠の裂け方で両種を区別する。5裂する花冠のアズマシャクナゲに対して,本種は7裂の花冠をつけることが大きな違いである。
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ツガザクラ [ツツジの仲間]

亜種ナガバツガザクラ?
 前回のイワハタザオについては予備知識をもって撮影したが,本種については無意識に撮ってしまった。帰宅後,図鑑に目を通しいると亜種ナガバツガザクラ subsp. tsugifolia があることに気づいた。もはや後の祭り。葉の長さや幅,狭卵形の萼片など,全く意識せずシャッターを切ってしまった。図鑑(日本の野生植物.1982.平凡社)には,“東北地方北部から北海道の高山には,葉が細長く,長さ6-12㎜あり,萼片は狭卵形で長さ約3㎜のものがあり” と記述されている。秋田駒ケ岳のものは,ほぼ亜種に相当すると思われる。
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イワヒゲ [ツツジの仲間]

岩場にへばりつく小低木
 ウコンウツギのすぐ近くの岩場で咲きはじめていた。和名の由来となる葉が特徴で,見るからに厳しい環境に適応できる小低木と理解できる。何度も見てきたが,最も旬な花を愛でることができた。
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ハクサンシャクナゲ [ツツジの仲間]

ピーカンの秋田駒ヶ岳6
 午前中に目的の花を見ることができたので,別ルートで下山することにした。道はしっかりついているが,2-3mの小高木が密生しているため歩き難い。少し開けた所で一休みしながら撮影した。関東地方周辺の亜高山帯でも何度も見てきたシャクナゲである。強い日射で白花がやや露出オーバー気味になってしまう。
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エゾツツジ [ツツジの仲間]

ピーカンの秋田駒ヶ岳1
 早池峰山の翌日は,国の天然記念物指定の秋田駒ヶ岳植物帯を訪れた。早池峰山よりもさらに標高が低く正確な意味では高山帯を持たないが,頂上部が活火山の影響を受けることから偽高山帯が形成されている。登山基地の8合目(1305m)からお花畑の核心部までは約1時間で行くことができる。
 秋田駒ヶ岳を訪れた目的は,分布の中心が北海道にある植物2種。その1つがエゾツツジ,34年前に大雪山・黒岳で見たことがある。秋田駒ヶ岳周辺が分布の南限で,頂上部では随所に生育している。
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ギンリョウソウ [ツツジの仲間]

北東北地方蛇紋岩地の植物最終
 12回にわたり,早池峰山の植物を紹介してきた。見頃のミヤマアズマギクやミヤマオダマキなども撮影したが,気に入るような写真が撮れなかった。最後の掲載種は関東地方でも普通に見られるもので,あまりにも見事な咲き方にシャッターを切った。撮影した場所は蛇紋岩地ではなく,登山口・小田越にほど近い針葉樹林帯である。
 1990年,1994年に続き3度目の早池峰山は変わりなくどっしりそびえているが,河原の坊コースは一部が2016年に崩落して通行禁止になっている。復旧の見通しは今のところ未定のまま。この山では6月半ばに咲くサクラソウ科2種を足腰が元気な内に見たいものである。しかし,関東からは遠く思いつきで来られるような所ではない。山に登れる年齢もしだいに少なくなってきた。
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エゾウラジロハナヒリノキ [ツツジの仲間]

北東北地方蛇紋岩地の貴重種5
 地味な花なのでこの植物を目的に立ち止まることはなかったろう。前出のコミヤマハンショウヅルが絡まっていた植物で,しかも花をたくさんつけていたので念のため撮影した。ところがよく見られるハナヒリノキの葉(長楕円形で先端が尖る)と様子が違うことに気づいた。
 嚏(はなひり)とは「くしゃみ」の意,有害植物で葉を乾燥粉末化したものを殺虫剤として用いた。
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イチヤクソウ [ツツジの仲間]

菌根を形成する常緑多年草
 2017-06-22に続き,拙ブログ2度目の掲載となる。拙ブログに何度も登場する丘陵では,6月中旬からイチヤクソウがあちこちで咲き出した。咲く花が少ない時期であるが,林床のあちこちで見られる。さすがに見頃は過ぎたが,7月になっても咲いている。今年は当たり年のようである。
 前回では本種の生育環境について「アカマツとコナラからなる二次林で、アカマツの根元だけに」と記録したが,このことを撤回しなければならない。それは,今年はアカマツよりもコナラが優占する林床に多く,薄暗いコナラ林でもふつうに見られた。掲載した写真も同様な環境にある。常緑多年草のイチヤクソウは自らの光合成に加えて,菌根を形成して他からも栄養を得るという。近年の研究からも,イチヤクソウが樹種よりも土壌環境に大きな影響を受けることを知った。
※参考文献等「異なる光環境に生育するイチヤクソウの菌根の季節変化と定着する菌根」(松田陽介他 日本菌学会第53回大会)
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ヒメシャクナゲ [ツツジの仲間]

過去の花巡りから3
 尾瀬の湿原ではよく見られる小低木で,同じ湿原内で見られるタテヤマリンドウやワタスゲとは生育環境が微妙に異なる感じだ。
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ムラサキヤシオツツジ [ツツジの仲間]

過去の花巡りから2
 前日と同じ登山道周辺で,雪の溶けた湿地や草地ではタテヤマリンドウやワタスゲ,疎林になっている所では主に本種が彩りを添えていた。雪の多い日本海側でよく見られるツツジで,関東のミツバツツジやトウゴクミツバツツジよりも色鮮やかである。
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コヨウラクツツジ [ツツジの仲間]

連続の瓔珞
 花数の多い白ぽいツリガネツツジの付近に生えていなければ,気づかなかったであろう。1㎝に満たない花冠はより小さく目立たないが,アップすると真っ赤なリンゴを連想するお洒落な花だ。
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ツリガネツツジ [ツツジの仲間]

花冠に特徴あり
ヨウラクツツジ属Rhododendron の花冠は筒形,壺形,鐘形でその様子を仏像や寺院の装飾に使う瓔珞に見立てたという。華やかさはなく小さくて目立たないものが多いが,個性のある花には惹かれるものがある。
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アセビ [ツツジの仲間]

万葉集でも詠まれる植物
 が食べるとったようになるという低,葉を噛むと苦みがあり,有毒植物として知られている。庭木や盆栽などの植栽として用いられる。シカの食害が多い地域では目立つ樹木の一つだ。
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シロバナフウリンツツジ [ツツジの仲間]

ツツジ科の咲く尾根道
 ツツジの仲間は、日当たりのよい岩地や風当たりの強い場所にはえるものが多く、酸性土壌を好む傾向が強いという。カモメランやツルシロカネソウがはえる場所から尾根沿いに移るとツツジの仲間がふえてくる。満開のサラサドウダンに混じって白花のものが見つかった。
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ヤマツツジ [ツツジの仲間]

アカマツ林にはヤマツツジがよく似合う
 どこかで聞いたようなフレーズである。40年以上前になるが、植生調査に関わったことがあり、アカマツ-ヤマツツジ群集という言葉を知った。植物生態学では、森林を構成する高木層や低木層などから植物群落を細かく分類する考え方がある。写真上のように高木層にアカマツ、低木層にヤマツツジがはえる林がその典型と思われる。関東地方にある二次林の一つはこの群集といわれるが、様々な要因による松枯れなどで写真のような林は少なくなっている。
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ヒカゲツツジ [ツツジの仲間]

地味なツツジ
 花つきが少なく、ミツバツツジやアカヤシオのような華やかさはない。日陰の岩場がよく似合うツツジであるが、陽の当たる岩場にもはえる。
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アカヤシオ [ツツジの仲間]

若芽色の季節
 彩り豊かな日本には多くの伝統色があり、文化や生活の中で用いられてきた。早春に木々が芽生えるころは、例えようのない柔らかな色で彩られる。例年であれば、この色が麓からゆっくりと標高を上げていく。ところが今年は様相が異なり、一夜明けると別の彩りに変わってしまう。
 周辺の山が若芽色になる直前、盆地から山深く入ると一際美しいツツジを見ることができる。 
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