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キシダマムシグサ

自信のない同定
 サツマイナモリが群生する谷間で見られた。ほとんどの株に白斑が入ることや,舷部の先端が糸状に伸びることが特徴であった。この地域では普通に見られる植物のようだ。小葉の縁が全縁のものから鋸歯あるものまで様々である。
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キシダマムシグサ(サトイモ科)Arisaema kishidae 岸田蝮草 別名 ムロウマムシグサ
 本州(岐阜県,愛知県,近畿地方)に分布,低山地の林下に生える多年草。
 葉は(1-)2個で,5-7(-9)枚の小葉を鳥足状に着ける。頂小葉は倒卵形または長楕円形で,鋭尖頭,長さ5.5-25㎝,全縁あるいは鋸歯があり,しばしば中脈に沿って白斑がある。
 花柄は長さは4-9㎝。仏炎苞は汚紫褐色,ときに細かい紫斑を着け,口辺部は少し開出し,長さは14-25㎝で,筒部は4-8㎝。舷部は卵形,先は次第に細まって糸状に伸び,筒部の2倍以上の長さになる。
 花期は4-5月。付属体は棒状または棍棒状で先端はやや太まり,濃紫色または紫褐色,先端は径3-6㎜。
 仏炎苞の舷部が長く伸びて先がいとじょうになることでや,小葉の形と着き方がアオテンナンショウによく似ているが,仏炎苞,付属体,花柄などが汚紫褐色であること,小葉の数が少ないことで区別できる。
 学名及び和名は岸田松若を記念するもので,別名は室生山に因る。(2024.4.13)


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