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クロモジ

混芽を着けない
 混芽を着けるヤマコウバシに続いて,他のクロモジ属Lindera の冬芽も観察した。クロモジの冬芽を例にすると,中央の紡錘形は葉に対の球形は花になる。1㎝に満たない球の中では数個の花へと細胞分裂が営まれていることだろう。
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ヤマコウバシ

雨水
 二十四節気に相応しい温かい朝を迎えた。市街地に近いセツブンソウ自生地では蕾を確認できるようになった。今回取り上げたのは目立たないヤマコウバシの冬芽,理由は次の3点である。
 ・クスノキ科クロモジ属Lindera で混芽を着けるのは本種のみであること
 ・日本には雌株のみが分布で単為生殖を行うこと
 ・日本のヤマコウバシは1株の雌株から生じたクローンであること(2021,Forests)
 同じ仲間のアブラチャンダンコウバイクロモジなどに比べると花も地味であるが,2月中旬でも枯れた葉が落ちないので見つけるのは容易である。近年では「落ちない」ことから受験生の縁起物になっているとか。
 ※ 写真は上から順にA~D
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