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シロボウエンゴサク

紅紫色の次郎坊
 一般的な傾向では平野部で普通に見られるようだ。山間部の秩父地方ではヤマエンゴサクが優占し,ほとんど見かけない。伊勢地方で本種を「次郎坊」,スミレを「太郎坊」と呼んだことが和名の由来という。花の色は紅紫色から青紫色で色の薄いものもある。
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ジロボウエンゴサク(ケシ科)Corydalis decumbens 次郎坊延胡索 別名 ヤブエンゴサク
 本州(関東以西)~九州に分布,川岸など低地の草原に生える,小型で繊細な無毛の多年草。
 根出葉は塊茎の頂端に少数着いて,2-3回3出複葉,長い柄がある。小葉は普通2-3深裂し,裂片は長さ1-2㎝,幅3-7㎜。花茎は1球から数本ずつ出て長さ10-20㎝となり,柄のある葉が普通2個着く。
 花期は4-5月。花序はやや少数の花をつけ,苞は卵形で全縁。花は紅紫色~青紫色,まれに白色で,長さ12-22㎜。蒴果は線形,長さ15-22㎜で,微細突起のある径約1.2㎜の種子が数個ある。(2024.3.22)


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