ヒメミヤマスミレ [スミレの仲間]
フイリフモトスミレ [スミレの仲間]
スミレ交雑種を探して
3年前に見たミドリミツモリスミレのその後が気になり,自生地周辺を徘徊した。それらしい小さな葉は確認できたが,花をつけた別のスミレさえ見当たらない。尾根を下ったスギの林縁でタチツボスミレやマキノスミレはまばらに咲いているが,花をつけたフモトスミレは見つからなかった。代わりにフイリフモトスミレが多くなり,数年後にはミツモリスミレが見られるかもしれない。
3年前に見たミドリミツモリスミレのその後が気になり,自生地周辺を徘徊した。それらしい小さな葉は確認できたが,花をつけた別のスミレさえ見当たらない。尾根を下ったスギの林縁でタチツボスミレやマキノスミレはまばらに咲いているが,花をつけたフモトスミレは見つからなかった。代わりにフイリフモトスミレが多くなり,数年後にはミツモリスミレが見られるかもしれない。
ヒメアオキ
アナマスミレ [スミレの仲間]
マンジュリカmandshuricaの日本海沿岸品種
礼文島のアナマ岩で発見されたのでこの名があるという。母種スミレ V. mandshurica の海岸型といわれ,イソスミレの撮影後に観察できた。写真下は近くの駐車場に生えていたものだが,道路脇に群落をつくる母種とよく似ている。
礼文島のアナマ岩で発見されたのでこの名があるという。母種スミレ V. mandshurica の海岸型といわれ,イソスミレの撮影後に観察できた。写真下は近くの駐車場に生えていたものだが,道路脇に群落をつくる母種とよく似ている。
イソスミレ [スミレの仲間]
ミドリハコベ
コハコベ
キュウリグサ
スギナ [シダの仲間]
おびただしいほどの純群落
「ツクシ誰の子 スギナの子・・・」 懐かしい詩の一節だ。個人的には小川の土手沿いに広がる草地を連想する。写真上はこのイメージとは全く異なる光景だ。ここは広々した湿り気のある耕作放棄地と思われる。肥沃な平地にもかかわらず,耕作されている面積の方が狭い。農地の形態を維持するために除草剤を散布しているのだろう。
地獄草という別名をもつスギナは難防除雑草の代表で,除草剤で除去するのが困難である。なじみ深く優しいイメージに反して強かな植物ともいえる。トクサ類は古生代石炭紀に発達したシダ植物の生き残りと考えられており,様々な地球の環境変化に耐えられる性質を持ち合わせているのかもしれない。
「ツクシ誰の子 スギナの子・・・」 懐かしい詩の一節だ。個人的には小川の土手沿いに広がる草地を連想する。写真上はこのイメージとは全く異なる光景だ。ここは広々した湿り気のある耕作放棄地と思われる。肥沃な平地にもかかわらず,耕作されている面積の方が狭い。農地の形態を維持するために除草剤を散布しているのだろう。
地獄草という別名をもつスギナは難防除雑草の代表で,除草剤で除去するのが困難である。なじみ深く優しいイメージに反して強かな植物ともいえる。トクサ類は古生代石炭紀に発達したシダ植物の生き残りと考えられており,様々な地球の環境変化に耐えられる性質を持ち合わせているのかもしれない。
マキノスミレ [スミレの仲間]
スミレサイシン [スミレの仲間]
日本海側多雪地のスミレ
太平洋側に分布するナガバノスミレサイシンに対応するように日本海側に分布する。スミレサイシンの仲間は,花が咲いているのに葉が開ききらないのが特徴という。太くて長い地下茎になることから,すり下ろして食用にする地方もある。
太平洋側に分布するナガバノスミレサイシンに対応するように日本海側に分布する。スミレサイシンの仲間は,花が咲いているのに葉が開ききらないのが特徴という。太くて長い地下茎になることから,すり下ろして食用にする地方もある。
アワガタケスミレ [スミレの仲間]
レンプクソウ
セントウソウ
クサボケ
ヤマザクラ
イヌシデ
シキミ
悪しき実?
和名は「悪しき実」がなまったものといわれ,全体に毒がある。土葬した亡骸を獣から守るために墓地に植えたという。墓地以外の自然林で観察できたのは久しぶりだ。
※4月8日掲載したミヤマシキミの雌花を撮影できたので追加しました。
和名は「悪しき実」がなまったものといわれ,全体に毒がある。土葬した亡骸を獣から守るために墓地に植えたという。墓地以外の自然林で観察できたのは久しぶりだ。
※4月8日掲載したミヤマシキミの雌花を撮影できたので追加しました。