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カントウミヤマカタバミ

就眠運動する植物
 カタバミの仲間は3出複葉で,シュウ酸を含み,酸っぱさと苦みがあるという。和名の漢字表記では酢漿草,生薬や家紋などにも用いられる。
 就眠運動をすることでも知られ,真昼でも完全に開花した花は少ない。やや湿り気のある植林などで数多く見かけるが,花をつける個体はあまり多くない。撮影したこの葉裏にはほとんど毛は見られない。
kantoumiyamakatabami.jpgkantoumiyamakatabami2.jpg
カントウミヤマカタバミ(カタバミ科)Oxalis griffithii var. kantoensis 関東深山酢漿草
 関東地方南西部,伊豆半島,東海地方に分布,山地の林内に生える多年草。小葉の先端は切形で,中央が凹み,角は鈍頭。花期は3-4月,花弁長は14-18㎜。類似のミヤマカタバミ(葉裏にも密に軟毛がある)の変種で,葉裏に毛が少ないこと,果実(蒴果)は卵球形であることが特徴である。
(2019.4.4)

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