オククルマムグラ
イワユキノシタ
ウリハダカエデ [カエデの仲間]
エビネ [ランの仲間]
貴重な自生地
2018-05-01以来2度目の掲載となる。自宅近くの丘陵で久し振りに大株に出会った。近くに秩父34ヶ所観音霊場の江戸巡礼古道があるが,道は消えて訪れる人は皆無。人里近くにこれだけの大株が残る理由である。
2018-05-01以来2度目の掲載となる。自宅近くの丘陵で久し振りに大株に出会った。近くに秩父34ヶ所観音霊場の江戸巡礼古道があるが,道は消えて訪れる人は皆無。人里近くにこれだけの大株が残る理由である。
コイワザクラ [サクラソウの仲間]
サクラソウ属 Primula 1変種追加
本州にはコイワザクラ系統とイワザクラ系統を合わせて4変種が分布し,これらは氷河期から現在まで地理的隔離によって種分化したことが遺伝子解析によって明らかとなっている。
<日本列島本州におけるコイワザクラ節(sect.Reinii )内2種4変種の系統的位置づけhttp://home.f00.itscom.net/kuralab/study/Primula_sugihara.pdf>
変種の1つコイワザクラは群馬県南西部から埼玉県西部にも分布している。今回このエリア1箇所で本変種の特徴を踏まえて撮影した。残念ながら手にとって観察できるような場所には生えていないので,ピント合わせには細心の注意を払った。
日本の野生植物Ⅲ(平凡社,1981)ではコイワザクラは次ぎのように示されている。
地域によって葉の形に変化があり,
南アルプス,八ヶ岳,秩父山地には葉が1/3ほど裂け,鋸歯の尖るものがあり,クモイコザクラ var. kitadakensis という。
群馬県妙義山には葉がごく浅く裂け,歯牙があまり目立たないものがあり,ミョウギコザクラ var. myogiensis といい,埼玉県両神山にもこれに似たものがある。山梨県三ッ峠山のものは葉が腎円形で横に広い。
秩父の武甲山の石灰岩上にはえるものは,葉柄や花茎に暗赤色の毛がやや密にはえ,花は大きく径2-3.5㎝,筒は長く,長さ1.4-1.8㎝あり,チチブイワザクラ var. rhodotrica という。イワザクラの変種とされることもあるが,若葉の表面に毛があるので異なる。
遺伝子解析によるコイワザクラの分類的考察が進み,両神山産コイワザクラも狭義のコイワザクラであることが明確となっている。<山本将也・平誠,2020.遺伝子解析に基づく両神山産コイワザクラ(サクラソウ科)の分類学的考察.埼玉県立自然の博物館 14:11-16>
本州にはコイワザクラ系統とイワザクラ系統を合わせて4変種が分布し,これらは氷河期から現在まで地理的隔離によって種分化したことが遺伝子解析によって明らかとなっている。
<日本列島本州におけるコイワザクラ節(sect.Reinii )内2種4変種の系統的位置づけhttp://home.f00.itscom.net/kuralab/study/Primula_sugihara.pdf>
変種の1つコイワザクラは群馬県南西部から埼玉県西部にも分布している。今回このエリア1箇所で本変種の特徴を踏まえて撮影した。残念ながら手にとって観察できるような場所には生えていないので,ピント合わせには細心の注意を払った。
日本の野生植物Ⅲ(平凡社,1981)ではコイワザクラは次ぎのように示されている。
地域によって葉の形に変化があり,
南アルプス,八ヶ岳,秩父山地には葉が1/3ほど裂け,鋸歯の尖るものがあり,クモイコザクラ var. kitadakensis という。
群馬県妙義山には葉がごく浅く裂け,歯牙があまり目立たないものがあり,ミョウギコザクラ var. myogiensis といい,埼玉県両神山にもこれに似たものがある。山梨県三ッ峠山のものは葉が腎円形で横に広い。
秩父の武甲山の石灰岩上にはえるものは,葉柄や花茎に暗赤色の毛がやや密にはえ,花は大きく径2-3.5㎝,筒は長く,長さ1.4-1.8㎝あり,チチブイワザクラ var. rhodotrica という。イワザクラの変種とされることもあるが,若葉の表面に毛があるので異なる。
遺伝子解析によるコイワザクラの分類的考察が進み,両神山産コイワザクラも狭義のコイワザクラであることが明確となっている。<山本将也・平誠,2020.遺伝子解析に基づく両神山産コイワザクラ(サクラソウ科)の分類学的考察.埼玉県立自然の博物館 14:11-16>
ウラシマソウ
ミミガタテンナンショウ
メグスリノキ [カエデの仲間]
至近から雄花を観察
紅葉した葉は2022-11-06で取りあげた。「関東地方では標高500-1500mに生育する」と図鑑に記述されている。毎年訪れる自生地(標高950m)では花を着けた株を久しぶりに見ることができた。道下に生えているので目の高さから花や葉を観察できる。残念ながら雌雄異株の雌花は見つからなかった。花序の中軸や花柄には開出毛が密生していた。
紅葉した葉は2022-11-06で取りあげた。「関東地方では標高500-1500mに生育する」と図鑑に記述されている。毎年訪れる自生地(標高950m)では花を着けた株を久しぶりに見ることができた。道下に生えているので目の高さから花や葉を観察できる。残念ながら雌雄異株の雌花は見つからなかった。花序の中軸や花柄には開出毛が密生していた。