SSブログ

エビネ [ランの仲間]

エビネブームが過ぎて
 1970~1980年代、エビネ類の栽培に人気が高まり、多くの野生種が採集された。山野で見るのが難しい時期もあったが、近年、少し回復傾向にあるようだ。エビネブームの再来や盗掘が起こらないことを期待したい。
 ヤマウツボを毎年観察する林で偶然に見つけたもので、5株ほど確認した。ケヤキやトチノキの巨木からなる林床は、厚く積もった腐葉土で柔らかい。イチリンソウやニリンソウも生育する貴重な環境である。

ebine.jpgebine2.jpg
エビネ(ラン科)Calanthe discolor 海老根
 北海道西南部~沖縄に分布、雑木林の下などにはえる多年草。偽球茎は球状。偽球茎が連なった様子をエビの形に見立てたことが和名の由来。葉は2-3個、長さ15-25㎝、幅5-8㎝。4-5月、高さ20-40㎝の花茎に8-15個の花をつける。花被片は暗褐色、唇弁や帯紅色または白色で扇形、3深裂する。側裂片は広いくさび形、斜上して全縁。中裂片はくさび形で2裂、うね状の条が3本ある。花被片や唇弁の色に様々な変異があり、いくつかの品種が認められている。 (2018.4.27) 

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。