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ヒメザゼンソウ

報道直後に
 ヒメザゼンソウを見るのは2度目。別の自生地で見た時は,早春に展開した葉をかき分けて花序を見つけた。ここでは葉が枯れてなくなり簡単に見つけられる。
 有名な自生地として例年ニュースなどで話題となる。報道される前の人の少ない時期を予測して出かけた。自生地を目前にすると,同じ方向に歩く人が増えていく。普段人の少ない自生地では多くの人が林縁をのぞいている。この日,朝のニュースで見頃が知らされて訪問者が一気に増えたようだ。何というタイミングであろうか。映像と実物の相違は大きく,目立たない小さな花にガッカリして帰る人もいる。メディアの力は絶大で、その影響は恐ろしいほどだ。
 この写真を撮影中,何人もの人が近寄ってきた。集中できず,4枚写しただけで自生地を後にした。
himezazensou.jpghimezazensou2.jpg
ヒメザゼンソウ(サトイモ科)Symplocarpus nipponicus 姫座禅草
 北海道・本州に分布,林縁や道ばたにはえる多年草。ザゼンソウより小型。葉は早春に出て,長柄がある。葉身は長卵状心形または卵状長楕円形,長さ10-20㎝,幅7-12㎝。花期は6月,花序は葉よりもあとに出て広楕円形,長さ約1㎝。密に花を着けて,頂部に付属体がない。暗褐色を帯びた仏炎苞のとなりには,昨年の花序から変化した果序が見られる。果実は翌春に熟す。(2019.6.14)

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コメント 2

alplant

ヒメザゼンソウ、珍しいですね。長野の他、帯広で出会いましたが、
出会う機会の少ない花ですね。可愛い・・カメラマンを虜にする花ですね。
by alplant (2019-06-22 21:47) 

hanameguri

コメントありがとうございました。
長野、帯広でご覧になっているとのこと
羨ましい限りです。
全国各地に出かけておられるalplantさんならではのコメントです。
「花を求めてどこへでも…アルプラントの花と旅のブログ」を
楽しみに拝見しております。

by hanameguri (2019-06-23 19:57) 

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