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エゾタンポポ [キクの仲間]

在来種が健在
 秩父地方は平地が少なく,平野部のような田園風景は限られる。それでも,地名に「田」がつく地区では圃場整備事業が進み,区画された広大な田んぼが広がっている。約10年前に土地改良事業が完了した農道沿いではほとんどがセイヨウタンポポ,それでも畦に入ると在来種が頑張っていた。
 総苞片に注目すると突起はなく,外片の幅が広く,内片が長いなどから「蝦夷」とした。
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トウダイグサ

向日性の花に
 路肩一面に広がる鮮やかな黄緑色にひかれて,思わず車を停めた。約15年前の通勤路であるが,当時は全く気づくことはなかった。同じ仲間のマルミノウルシやノウルシとは異なり,日当たりのよいところで普通に見かける植物なのに。職に就いていた年度末及び当初は,多忙を極める時期であった。
 和名の由来は,全体の形が昔の燈台(菜種油を入れた皿を置く台)に似ていることによる。
 種小名 helioscopia には「向日性の」という意味がある。
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カテンソウ

4月のはじまりは地味な花で
 桜花爛漫の中,新しい年度が始まった。心機一転,大きな抱負をもって臨む日でもある。新入生,新社会人,新職務の方々には,輝かしい前途を期待したい。年寄りは,この地味な花のようにひっそりと暮らす。
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ヒキノカサ

光沢のある花弁
 ヒメアマナ同様に絶滅が危惧(環境省:絶滅危惧Ⅱ類,埼玉県:絶滅危惧Ⅰ類)されている。湿ったところに生えるので,花をカエルの傘に見立てたという。キンポウゲ属Ranunculus は水中に生えるバイカモの仲間以外は黄色の5花弁をつけ,緑色の萼片は5個,多数の痩果が集まった集合果となる。
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ヒメアマナ

低湿地のお姫様
 予てから計画していた花巡りが実現した。場所は特定していたのでカーナビに頼らず現地に到着できた。河川原野や低湿地に生える絶滅危惧ⅠB類(EN)指定の希少種,人為的攪乱がなくなり遷移が進むと衰退していく傾向にあるという。自生地は土手下の一画で,火入れや草刈りなどの管理が行われているようだ。その効果であろうか,想像以上に群生して花づきも良く,イメージとは全く異なった。撮影には繊細な個体を踏みつけないよう,望遠レンズを使うなど細心の注意を払った。
 キバナノアマナに比べて繊弱で,鱗茎の外皮,根生葉の幅,花被片の長さ,などに違いが見られる。
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ナズナ

別名はペンペン草
 別名は果実の形を三味線のバチに例えたことによる。倒三角形の果実を切らないようにして,全部を下に引っ張り,柄からぶら下がった状態にする。茎の部分を往復回転させて「でんでん太鼓」のように遊んだ。
 秋に芽生え,ロゼット葉で冬を越す春の七草の一つ。若苗を食用にするなど,冬季の重要な食材であった。写真中・下周辺には摘まれた跡が残る個体が幾つも見られた。
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ヤマルリソウ

清楚な瑠璃色
 定点観測のように毎年同じ場所で観察している。この花の開花も記録的に早い。普通,湿り気のある山地で半日陰となる木陰に多いが,10数個体が点在する自生地は,南西向きの崩壊斜面(標高300m)にある。北風のあたらない陽だまりでは,寒さの厳しい秩父とはいえ平野部と同じ時期に開花する。埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
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オオイヌノフグリ

春到来
 この花を見ると思い出すことがある。30年前に出会った十代半ばの若者が書いた短文である。以下,その全文を紹介したい。

 私の好きな花はオオイヌノフグリです。学名は「ベロニカペルシカ」といい,処刑されるキリストへマントをささげたペルシアの女性の名を意味します。
 私がこの花を好むのは,春のはじめに,小さな小さな青い花弁を一斉に開くからです。田畑のあぜにまとまって咲いていると,ああ,いよいよ春がやって来たぞ,と大変うれしく感じます。また,よしがんばるぞ,と気持ちが引き締まります。
 今年ももう,青い小さな宝石を抱いて,春を待っています。

 彼の知性と感性に感服し,自分の貧しさを痛感したことが忘れられない。過去の記憶を蘇らせて撮影を試みたが,未だに彼の感性には遠く及ばない。その彼は,不惑の年齢を越えて医師として活躍している。
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ミチタネツケバナ

急速な侵入拡大
 約10年前から気になる「雑草」がある。道ばたではふつうに見られ,農地及びその周辺でも珍しくない。手入れの悪い我が家の庭でも猛威を振るう。自殖性が高く,よく結実し,果実に触れると弾けて種子を飛ばす。文献に記載されているものを抜粋させていただいた。
 1970年頃に侵入し,ここ数十年で急速に日本中に分布を拡大したヨーロッパ原産の外来植物である。現在,本州の都市部で道ばたに生えているタネツケバナ属植物は,そのほとんどがミチタネツケバナである。さらに,北海道,四国,九州でも分布拡大中である。この侵入は,ミチタネツケバナが在来のタネツケバナに置き換わるという形で進んだわけではない。むしろこれまで日本産のタネツケバナ属が生育しなかった比較的乾燥した場所である道ばた,植込み,芝地などに,ミチタネツケバナが侵入した結果である。農耕地においても,湿った畦には端手付けバナとミチタネツケバナが混在する場所があるものの,水田中はタネツケバナ,畦にはミチタネツケバナという明瞭な生育環境の差がある。その原因の一つとして,種子の湛水条件への耐性の差がある。
 アブラナ科の花は普通,6本の雄しべをもつ。そのうち4本は長く,2本は短いため四強雄蕊ともよばれている。ミチタネツケバナでは,2本の短い雄しべが欠けて,雄しべが4本である花が多い。(工藤洋. 2017)
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フキ [キクの仲間]

雌雄を定めて
 早春の味覚といえば蕗の薹であろう。独特の香りやえぐ味は春到来を感じさせる。今年も天ぷらやフキ味噌などを味わった。葉柄を使った煮物もこれまた絶品。あく抜きが面倒なので料理する者は大変であろう。旬のものを食することで体調を整えられるというが,地下茎には毒があるとも聞いた。食材だけでなく薬用としても用いられている。まさに先人からの知恵である。
 ありふれた植物であるが,雌株(写真上・中)と雄株(写真下)を意識して撮影した。
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イヌナズナ

マクロ域での黄色絨毯
 マイフィールドでは写真上のような群生が数か所で見られる。いずれも良く耕作されている農地周辺にある。分布は広範囲で普通に見られるが,同じような環境でも少ない地域もあるという。「ナズナ」という名でも,ナズナ属やタネツケバナ属とは異にする。イヌナズナ属Draba の在来種は約10種,その多くは高山帯や北方のものが多いような気がする。それとともに,6月初旬早池峰山で開花するナンブイヌナズナへの思いが強まる。マクロで撮影すると「菜の花畑」に劣らない趣がある。
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セツブンソウ2020

記録的な早さ
 暖冬の影響でソメイヨシノの開花が記録的な早さで進んでいる。早春の花,セツブンソウを2月中旬から3月初旬にかけて地元で楽しんだ。数か所の自生地で数えきれないほど写したものの,今年も満足できる写真にならなかった。掲載が少し遅れたが,3枚の写真を取り上げた。
 それにしても早い開花である。約30年前は3月下旬からが見頃であった。
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掲載種一覧

これまでに「華甲からの花巡り」で紹介した植物を一覧表としてまとめました。
下記をクリックしてご覧ください。
華甲からの花巡り「掲載種和名一覧」

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セリバオウレン [オウレンの仲間]

古くから栽培されてきた薬草
 オウレン3変種(キクバオウレン,セリバオウレン,コセリバオウレン)の中で最もふつうに見られるという。「日本の植物 研究ノート ー分類・系統学へのアプローチー」(田村道夫著.培風館.1981)に次のように記載されている。
 「オウレンは自然光の40-50%の光量で最もよく育つ,陰地性の植物で,自然の状態でも針葉樹林の下でよく見かけます。下草の生えにくいスギの植林の下などは,草取りの手間がいらず,オウレンを育てるのに適した場所といえます。」
 「オウレンの分布で注意しなければならないのは,先に述べたようにスギ林などに種子を播き,半栽培状態になっているものがあることや,さらにそこから逃げ出したものが多くて,真の自生かどうかを見分けることが難しいということです。」

 何度もセリバオウレンを観察したが,いずれも本種の特徴である2回3出複葉の葉をあまり着けていなかった。この場所は群生規模だけでなく,生育環境が良く,葉も自然に近い状態で確認できた。下見して情報提供をいただいたお陰で素晴らしい花に出会うことができた。改めて感謝を申しあげたい。
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ネコヤナギ

催花雨の翌朝
 清々しい雨あがりの朝を迎えた。この時期に降る雨を催花雨という。春を迎えるのにふさわしいことばである。まもなくソメイヨシノが開花するというが、年々早まる傾向が常となってしまった。ソメイヨシノの開花だけでなく,今年はすべてにおいて異例になりそうである。心しなければならない。
 世相は先行きが見通せないほど厳しいが、我が家は記念すべき格別な朝を迎えた。感謝以外の何ものでもない。

 秩父盆地の開花はもう少し先になる。今季は本格的な花巡りの前になじみの花を追いかけてみた。昨年の豪雨で渓流沿いは激変し,河原には流木が折り重なっている。その中でもヤナギの仲間は,したたかに生き残っている。増水時の水深はヤナギの樹高を数倍越えていたはずである。伝統的河川工法として「柳枝工」が用いられることに納得する。綿毛に被われるころから開花した雄花序や雌花序,さらには雄しべや雌しべの変化を注視した。
 ※写真は上から1~4
 写真1 雄株(2020.2.22) 写真2 雄花序(2020.3.9)
 写真3 雌花序(2020.3.7) 写真4 雌花序(2020.3.9)
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謹賀新年 [あいさつ]

 令和はじめてのお正月を迎えました。皆様のご多幸とご健勝をお祈りいたします。

 令和2年の干支は「庚子(かのえね)」,新たな芽吹きと繁栄の始まりを表す意味があるそうです。毎年ことですが,災いの少ない穏やかな一年,子ども達や孫の健康と幸せを願うばかりです。
 十二支の最初の「子」に因む野生植物は数少なく,地味なものばかりです。ネズミモチを候補としましたが,良い写真はなく生活圏に自生していません。そこで,尾瀬・燧ヶ岳北西山麓で写したネズコを取り上げました。ツキノワグマの棲息を感じる深山に忽然と現れた巨木です。新年を祝うには地味すぎますが,分岐した幹の胸高直径は50㎝を越えて,新緑のブナを圧倒していました。木曽五木の一つに数えられています。
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ホタルカズラ

一年を振り返って⑥ 巡礼古道の一里塚
 昭和30年当初,古老から「大宮郷」という呼び名を聞いたことがある。旧・大宮市(現・さいたま市)のことではない。尋ねると秩父市の古名だと言い,さらに「秩父夜祭」を「大宮の祭」とも称した。まもなく理解できたことであるが,秩父の中心・妙見宮(秩父神社)に因んで古くは神社周辺を大宮郷と呼んだ。門前町というよりは,山間部でありながら交通や交易の要衝であったという。秩父事件のあった明治時代には大宮町,近隣の村々を合併した大正時代には秩父町と変わった。江戸などから多くの人々が秩父札所三十四箇所観音霊場のある「大宮郷」を巡礼した時代があった。今でも残る一里塚からその当時を忍ぶことができる。

 前置きが長くなってしまったが,このホタルカズラの撮影付近にはその一里塚の一つが残っている。「みキハ大ミや」「ひだり志まんぶ」と刻まれているが,現代風に書き換えれば「右は大宮郷」「左は四萬部寺(札所一番)」となる。カザグルマを撮影後,この一里塚に導かれて巡礼古道を歩くと輝くような瑠璃色の花に釘付けになった。すでに2019-05-06に掲載していたのでそのままになっていた。この日に見たカザグルマ,ホタルカズラは2019年の記憶に残る花となった。撮影後,振り向くと古に往来した峠が真正面に見えた。現在では川沿いに舗装道が曲がりくねるが,古道は効率の良い最短距離である。

 令和元年も残りわずかとなりました。多くの方々から拙いブログへ訪問していただきましたことに,感謝申しあげます。皆様におかれましては,穏やかな良いお年をお迎えください。hotarukazura3.jpghotarukazura4.jpg

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カザグルマ

一年を振り返って⑤ 記憶に残る花
 今回と次回に掲載する花は今年見た中で特に印象深いものである。理由は2019-05-22で紹介したとおりである。まだ未使用の写真があったのでこの機会に取り上げた。

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クモイジガバチ [ランの仲間]

一年を振り返って④ 巨木に着生する稀少種
 前回に続き,クロヤツシロランが取り持つ縁で紹介していただいた着生ランである。ミズナラが優占する落葉広葉樹林で,その多くが胸高直径50㎝ほどの大木である。この森の主のように存在感のあるミズナラに着生していた。300mmの望遠レンズで撮影,トリミングを加えたので画像は粗い。
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タンザワサカネラン [ランの仲間]

一年を振り返って③ 菌従属栄養植物その3
 クロヤツシロランが取り持つ縁で貴重種2種を紹介していただいた。撮影してから半年ほど過ぎてしまったが,初見となる貴重種を今回と次回に分け,「一年を振り返って」で取り扱うこととした。
 本種は,2002年に神奈川県丹沢山系で発見され,2008年新種として記載された小型の腐生ランである。その後,数箇所で分布が確認されているが,環境省第4次レッドリストでは絶滅危惧ⅠB類(EN)に掲載されている。

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キバナノショウキラン [ランの仲間]

一年を振り返って② 菌従属栄養植物その2
 本題に入る前に洪水被害の多かった今年の降水量を調べてみた。
 気象庁データでは,秩父地方の年平均降水量は1333.1㎜と示されている。今年の降水量はこれまでに(12月20日現在)1843.0㎜,10月には818.5㎜も降った。年平均を大幅に上回っているが,過去の記録を見て驚いた。戦後間もない1948年は1868.1㎜,1949年は1840.5㎜,1950年は1887.2㎜。戦後最大の年降水量は1991年の1966.0㎜。観測の方法や精度,雨の降り方などは異なるので単純な比較は拙速であるが,1928年2444.2㎜,1938年2070.6㎜という記録も残っている。一方,観測開始から94年間で年降水量が1000㎜に満たない年が9回もあった。改めて自然の驚異を痛感せざるを得ない。

 キバナノショウキラン2度目の掲載であるが,前回の2019-07-02はおびただしい個体数のため,一つ一つの様子がわかり難かった。1週間後に訪れると少し離れた場所ですっきりとした個体を見つけた。本種がラン科の植物では珍しく液果となることから再び訪れたが,大雨ですっかり流されていた。
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クロヤツシロラン [ランの仲間]

一年を振り返って① 菌従属栄養植物その1
 12月に入っても暖冬傾向であるが,さすがに木々は葉を落としてきた。しばらくは写真整理や来期の花巡りに思いを馳せながら冬ごもりをしたい。

 平成から令和への世変わりの本年は,異常少雨からはじまり,3月から4月にかけて長い寒の戻り,梅雨に入ると極端な日照不足,猛暑後の度重なる台風による激甚災害,まさに今年の干支・己亥を象徴するような年になってしまった。計画していた花巡りはままならなかったが,被害もなく毎日を普通に過ごせることに感謝しなければならない。

 「一年を振り返って」の最初はクロヤツシロラン,4回目の掲載となる。2017年から自生地について調べてきたが,短報の形として報告できそうだ。今年は定規などで大きさが分かるように撮影した。
 写真上は3個体がまとまって生えているところを撮影した。蕾や開花したものだけでなく,伸びはじめた蒴果を後方に配置して撮影した。ピントを花に合わせているので蒴果自体はボケている。
 写真中は言い訳しなければならない。落葉を掻き分けながらクロヤツシロランを探していた時,蕾をつけた個体を誤って掘り出してしまった。すぐに埋め戻すことも考えたが,土壌中の菌類に従属する植物にとってこれ以降の生育は厳しいと思った。撮影後,処置をして腊葉標本にし,博物館に収蔵していただくことになった。塊茎から花茎や根が出ている様子が把握できるが,自然保護の観点から反省しなければならない行為である。
 写真下は花期後から約1月経過,花茎が伸びて蒴果ができあがって種子飛散直前である。果期の花茎は10㎝に満たないものから,40㎝に達するものもある。
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アカハナワラビ [シダの仲間]

初冠雪
 昨日(11月29日)は久々の快晴,最低気温-1.9℃,薄ら雪化粧した秩父連山が澄み切った青空に一際映えていた。今年も余すところ残り一月となった。

 数日前,近くの丘陵でフユノハナワラビに似た胞子葉を見つけた。落葉に混じって目立たない栄養葉に注目して撮影した。両面ともに赤褐色,羽片の先端及び裂片の鋸歯は鋭い。
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ゲンノショウコ

別名は神輿草
 ドクダミやセンブリと並び民間薬としてよく知られている植物である。果実(蒴果)は分果が5個,裂開すると5裂片は中軸の先に上端をつけたまま,外反して巻き上がり種子を飛ばす。別名は種子を飛ばした後の様子を神輿の屋根に見立てたことによる。
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ナチクジャク [シダの仲間]

那智孔雀
 久しぶりに綺麗なシダを見ることができた。案内していただいたのに,「那智」と聞いて一度は疑った。本種の最初の採集地・和歌山県那智山と埼玉県の低山とは環境に隔たりがあると思ったからだ。少しでも特徴が分かるように撮影したが,野外では制限されることが多い。この撮影地はおそらく北限に近い自生地と思われる。
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キッコウハグマ [キクの仲間]

山中での吉報
 一昨日(21日),秩父地方は今季初の氷点下(-0.4℃)を記録した。今年は全般的に花期が遅れる傾向にあり立冬が過ぎても花を見ることができたが,いよいよ山眠る季節に入った。本種は,図鑑などでは「山のやや乾いた木陰に多い」と記述されているが,コケに被われたところにも生育している。葉が5角形(ときに5浅裂)でこれを亀の甲羅に見立てたようだ。ハグマ(白熊)はエンシュウハグマオクモミジハグマカシワバハグマなどと同様の意味として使われている。

 撮影当日(2019年11月13日),この小さな花にピント合わせをしていると家族から知らせが届いた。詳細は控えるが「きっこう」ならぬ「きっぽう(吉報)」である。帰宅途中には,この季節には珍しく見事な虹が架かった。めでたいことが重なるこの日,生涯忘れられない日となる。
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ミズニラ [シダの仲間]

40年ぶりに
 丘陵地の谷間に残された狭い田んぼで見つけた。この水生シダを見るのはおよそ40年ぶり,今ではほとんど見られなくなった。特に気に留めなければイネ科植物として見過ごされるかもしれない。池沼の改修と富栄養化の影響を受けて,急速に生育場所を失った。環境省レッドデータでは準絶滅危惧(NT),埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
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センブリ [リンドウの仲間]

連日のリンドウ科
 拙ブログ2度目の掲載となる。この時期に花期を迎えるものは少なく,毎年同じような種を取りあげることになってしまう。本来ならば,関東地方には分布しないリンドウ科を見たいところである。
 撮影地は2016年と同じであるが,今年は大きな株が多く,個体数もかなり増えた。すでに大半が見頃を過ぎ,写真のように花をつけたものは少ない。
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リンドウ [リンドウの仲間]

立冬の候
 
秩父市の最低気温は11月5日に2.9℃,6日に3.4℃を記録した。両日とも真っ白に霜が降りた。霜が降りはじめる頃を二十四節季では「霜降」(2019年は10月24日)というが,ようやく秋の深まりを感じられるようになった。
 先月の大雨に影響で一部の林道では通行止めが続き,武甲山では登山道が崩落している。自治体では「大規模な崩落があっため、登山道は通行止めとなっています。しばらくの間、登山はお控えください。」と知らせている。実際には自己責任で入山している者もいるようだが・・・

 様々な制限がある中,久しぶりに近くの低山を訪れることができた。今年の天候を反映して花や実も少ないが,この場所のリンドウだけは例外のようだ。この日,見頃を迎えたたくさんのリンドウに癒やされた。
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ヒメミカンソウ

直径数㎜の果実
 意識しなければ見過ごすような地味な植物で,葉の着き方は一見マメ科を思わせる。今年の秋は被写体探しに苦労する。 
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