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オオキジノオ [シダの仲間]
キンキエンゴサク
オオチャルメウソウ
サツマイナモリ
ボタンネコノメソウ [ネコノメソウの仲間]
アオハコベ
地味で花弁のない花
ヤマハコベ S. uchiyamana var. uchiyamana を基本種とする変種で花弁のないタイプ,10年程前に本変種の存在を教えてもらった。目的のサイコクサバノオに満足して遅い昼飯をとっていた近くの草地に存在することを把握していたので,偶々居合わせた方と一緒に探した。期待していなかったが,わずかな時間で見つかった。種小名apetala は「花弁のない」である。
ヤマハコベ S. uchiyamana var. uchiyamana を基本種とする変種で花弁のないタイプ,10年程前に本変種の存在を教えてもらった。目的のサイコクサバノオに満足して遅い昼飯をとっていた近くの草地に存在することを把握していたので,偶々居合わせた方と一緒に探した。期待していなかったが,わずかな時間で見つかった。種小名apetala は「花弁のない」である。
ミヤコアオイ
サイコクサバノオ [シロカネソウの仲間]
繊細な花に感動
本種がなかなか見つからず源頭部が目前に迫ってきた。諦めて尾根に上がろうとしたその時ようやく出会えた。自生地は想像していた環境とは異なっていた。沢筋でありながら水捌けの良い向陽の斜面に群生していた。記録的な多量降雨では浸食されるような不安定な環境にあった。花弁状の部分は萼片,花弁は黄色~橙色,光が十分当たらないと花は平開しない。茶色っぽい葉は次第に緑を帯びる。自生箇所及び個体数は限られ,シロバナネコノメソウと共に生えるトウゴクサバノオの方が圧倒的に多い。
近畿地方の花弁の舷部は橙色気味,色は九州に自生するサバノオの舷部(2個)に似ているが,本種の舷部は1個である。以前はサバノオの変種とされていた。種小名univalve はuni(一条の)とvalve(弁)である。
本種がなかなか見つからず源頭部が目前に迫ってきた。諦めて尾根に上がろうとしたその時ようやく出会えた。自生地は想像していた環境とは異なっていた。沢筋でありながら水捌けの良い向陽の斜面に群生していた。記録的な多量降雨では浸食されるような不安定な環境にあった。花弁状の部分は萼片,花弁は黄色~橙色,光が十分当たらないと花は平開しない。茶色っぽい葉は次第に緑を帯びる。自生箇所及び個体数は限られ,シロバナネコノメソウと共に生えるトウゴクサバノオの方が圧倒的に多い。
近畿地方の花弁の舷部は橙色気味,色は九州に自生するサバノオの舷部(2個)に似ているが,本種の舷部は1個である。以前はサバノオの変種とされていた。種小名univalve はuni(一条の)とvalve(弁)である。
シロバナネコノメソウ [ネコノメソウの仲間]
ヤマネコノメソウ [ネコノメソウの仲間]
猫の目を撮る
類似種のネコノメソウは葉が対生,本種は互生で水湿地よりも半陰地でよく見られる。和名は,蒴果(写真下)の様子を「昼間の猫の眼(瞳孔が縦に狭くなった状態)」に見立てたことに因る。属名Chrysosplenium は chrysos(黄金の)と splen(脾臓)との合成で,種子散布は雨滴散布と考えられている。
※ 写真は上から順に上,中,下
類似種のネコノメソウは葉が対生,本種は互生で水湿地よりも半陰地でよく見られる。和名は,蒴果(写真下)の様子を「昼間の猫の眼(瞳孔が縦に狭くなった状態)」に見立てたことに因る。属名Chrysosplenium は chrysos(黄金の)と splen(脾臓)との合成で,種子散布は雨滴散布と考えられている。
※ 写真は上から順に上,中,下
カタクリ
カタクリの寿命
秩父地方では小鹿野町や旧荒川村(現秩父市)に有名な群生地があった。拙ブログでも2017-02-07「桃源郷の春」で紹介した。どこでも見られる植物だったが,シカの食害や落葉広葉樹林の荒廃でこれらは消滅した。やむを得ず多地域の数箇所で春の訪れを味わった。
秩父地方では小鹿野町や旧荒川村(現秩父市)に有名な群生地があった。拙ブログでも2017-02-07「桃源郷の春」で紹介した。どこでも見られる植物だったが,シカの食害や落葉広葉樹林の荒廃でこれらは消滅した。やむを得ず多地域の数箇所で春の訪れを味わった。
種子から発芽して花を咲かせるまでに7-9年の歳月を要すことは知っていたが,その一個体にも寿命があることを体感した。数個体が残る自生地で継続観察してきたが,数年前から個体小さくなり,今年は花を着けなくなった。カタクリの寿命に関する分献等は見つからなかったが,諸説があり平均寿命は40-50年と推定されている。見守ってきた個体の寿命は40年足らずと思われ,意外と短い。白花品の種小名 f. leucanthum は「白い花の」である。
長年にわたりカタクリを観察してきてカタクリの生育斜面には一定の方位があると感じていた。興味深い研究報告を見つけた。この論文に次のような要旨がある。
カタクリの生育地は北向きの斜面に偏る傾向があり,10調査地点では,N90°E(真東) ~ N88°W(ほぼ真西)の間に限られていた。海抜400mを超える地点では,生育地の斜面方位が西に偏る傾向がわかった。(須永 智 1998 「カタクリの生育斜面の方位特性について」 群馬県立自然史博物館)
※ 写真は上から順にA~E
カタクリの生育地は北向きの斜面に偏る傾向があり,10調査地点では,N90°E(真東) ~ N88°W(ほぼ真西)の間に限られていた。海抜400mを超える地点では,生育地の斜面方位が西に偏る傾向がわかった。(須永 智 1998 「カタクリの生育斜面の方位特性について」 群馬県立自然史博物館)
※ 写真は上から順にA~E
シロバナエゾスミレ [スミレの仲間]
エイザンスミレの白花品
エイザンスミレの花は2018-04-22のように淡紅紫色のものや花弁に紅色の条が入ることが多い。撮影地では上弁と側弁の大部分が純白であった。蕾の時期にも観察したが一般的なエイザンスミレと比べて鮮緑色の茎葉が印象的である。
エイザンスミレの花は2018-04-22のように淡紅紫色のものや花弁に紅色の条が入ることが多い。撮影地では上弁と側弁の大部分が純白であった。蕾の時期にも観察したが一般的なエイザンスミレと比べて鮮緑色の茎葉が印象的である。
ツルネコノメソウ [ネコノメソウの仲間]
未だ明瞭な走出枝は見えず
タチネコノメソウに似るが,本種の特徴でもある地上性の走出枝を確認するために1週間ほど空けて再訪した。ややそれらしいものが見えるが顕著なのは伸長した草丈だけだった。沢沿いの水湿地の岩上を好み,背景(写真A)には終盤のハナネコノメも生えていた。
※ 写真は上から順にA~C
タチネコノメソウに似るが,本種の特徴でもある地上性の走出枝を確認するために1週間ほど空けて再訪した。ややそれらしいものが見えるが顕著なのは伸長した草丈だけだった。沢沿いの水湿地の岩上を好み,背景(写真A)には終盤のハナネコノメも生えていた。
※ 写真は上から順にA~C
シロボウエンゴサク
紅紫色の次郎坊
一般的な傾向では平野部で普通に見られるようだ。山間部の秩父地方ではヤマエンゴサクが優占し,ほとんど見かけない。伊勢地方で本種を「次郎坊」,スミレを「太郎坊」と呼んだことが和名の由来という。花の色は紅紫色から青紫色で色の薄いものもある。
一般的な傾向では平野部で普通に見られるようだ。山間部の秩父地方ではヤマエンゴサクが優占し,ほとんど見かけない。伊勢地方で本種を「次郎坊」,スミレを「太郎坊」と呼んだことが和名の由来という。花の色は紅紫色から青紫色で色の薄いものもある。
シデコブシ
クリハラン
イワボタン [ネコノメソウの仲間]
ムカゴネコノメソウ [ネコノメソウの仲間]
ハヤザキヒョウタンボク
セツブンソウ2024
ミヤマシキミ
センリョウ
マンリョウ
アオネカズラ [シダの仲間]
謹賀新年 [あいさつ]
オニアザミ [キクの仲間]
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