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セツブンソウ2017

山峡の早春
 立春を過ぎると南岸低気圧の影響で雪や雨が降りやすいのであるが、今年は降水量が少ない。先日のマルミノウルシも少し萎れた感じがした。それでも20日のわずかな雨で春めいてきた。平地の日当たりの良いセツブンソウ自生地では見頃を過ぎたので、毎年訪れる山峡では咲きはじめた頃であろう。
setsubunsou17-1jpg.jpgsetsubunsou17-2jpg.jpgsetsubunsou17-3.jpgセツブンソウ(キンポウゲ科)Eranthis pinnatifida 節分草
 本州(関東以西、中部)の落葉広葉樹の林縁や林床に生育。花径は約2㎝、花茎は高さ10㎝前後の小さな植物である。スプリングエフェメラルの一つで、新緑の頃には種子と球状の根塊を残して枯れてしまう。石灰岩地を好む植物と言われるが、私が通う数箇所の自生地はチャートや砂岩からなる小礫の多い土壌である。いずれも北東向き斜面で最後まで雪が残る寒い場所である、まだ咲き始めの個体が多く、見頃は3月上旬であろう。民家の裏山にあり、地主の方が下刈りを欠かさない里山で,フクジュソウも群生する。
 白い花弁状部分は萼片で通常は5枚。黄色のしべ状部分が花弁に当たり、蜜腺の役割をしている。紫色の部分が雄しべである。(2017.2.26)
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