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マルミノウルシ

春一番から雨水へ
 17日には春一番が吹き荒れ、昨日は二十四節季の雨水。着実に季節は春に近づいているが、今朝起きると薄らと雪化粧。夜半の降雪で、晴れ上がった早朝の道路はアイスバーン。秘密のセツブンソウ自生地は盆地から奥まった谷沿いにあるため、今日は安全な所で撮影することにした。訪れた場所は、自宅近くの日当たりの良い山麓にある。maruminourushi.jpgmaruminourushi2.jpgmaruminourushi5.jpgmaruminourushi3.jpgmaruminourushi4.jpg

マルミノウルシ (トウダイグサ科) Euphorbia ebracteolata 丸実野漆(別名:ベニタイゲキ紅大戟)
 本州(関東以北)、北海道に分布。山地の開けた草地に生える比較的大型の多年草(草丈40-50㎝)。多くの図鑑では花期は4月とあるが、撮影地では2月下旬~3月。4月には結実する。いぼ状の突起のない丸い蒴果(写真下2枚)がつくことが和名の由来。別名は茎や葉が紅色を帯びることによる。ノウルシと比べ、根茎が地下を長く走り、蒴果は平滑、無毛なので区別される。自生地は少なく、準絶滅危惧(環境省カテゴリ)に指定されている。
 トウダイグサ属(Euphorbia)の多くは、植物体が傷つくと白い乳液を出すことで知られている。この乳液が皮膚につくとかぶれるというが、幸運なことにまだ経験していない。撮影地周辺でもシカの食害が多く、アオキの新芽などはかなり被害を受けている。マルミノウルシは芽吹きの時期であるが、シカに食べられた形跡は全くない。数年前から一帯に蔓延っていたアズマネザサなどが刈り取られ、林床の環境がかなり改善されている。
*写真は上から①~⑤(写真①②③2017.2.19  ④⑤2015.4.6 )
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