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ノビル [ネギの仲間]

旬は春
 小学校1年の頃,ガキ大将に無理やり生で食べさせられた。10歳に満たない子どもにはあまりにも刺激的な味覚であった。
 縄文時代にはすでに食用とされ,古事記や万葉集にも登場するお馴染みの植物である。秩父地方では茎の立たない4-5月が旬となる。鱗茎は生で味噌をつけたり,ぬたや天ぷらなどでも食される。酒のつまみに最適とされ,小さい頃にはノビル摘みをする大人を見かけた。最初の体験がトラウマとなり,2度と口に入れたことはない。
 観察すると全部が花となる個体(写真A,B)は意外と少ない。ムカゴ(珠芽)と花の両方着けるものやムカゴだけのものもある。すでにムカゴから芽を出しているもの(写真C,D)も見られる。身近な植物であるが,まだ調べられていないこともある。
 ※写真は上から順にA~D
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ステゴビル [ネギの仲間]

路傍の花
 2016年9月27日以来,2度目の登場である。前回は天然記念物指定地で撮影したが,今回は指定外で撮影した。今年は開花が遅れたが,咲き具合はとても素晴らしい。道路脇で通行する車で落ち着けないのが難点だ。
 最近思うことであるが,諸々の天然記念物(植物)指定地の状態が芳しくない。指定後,管理が行き届かず自生地の環境が悪化している所を見かける。人手不足と厳しい財政の影響と思われるが,指定後の行政の在り方が問われている。
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ヤマラッキョウ [ネギの仲間]

広く分布するネギ属Allium
 キイイトラッキョウ、そしてイトラッキョウと稀少な種が続いた。今日は、比較のために最もポピュラーなヤマラッキョウを掲載したい。関東周辺では9-10月、一月ほど早い花期である。
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イトラッキョウ [ネギの仲間]

ネギ属Allium の稀少
 関東地方にも分布するヤマラッキョウと同じ仲間に、イトラッキョウという種があることを以前から伺っていた。キイイトラッキョウと比較する意味でいつかは見てみたいと願っていた。
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キイイトラッキョウ [ネギの仲間]

二年越しの願い叶う
 昨年の10月中旬、別の花を目的に東海地方を訪れた際に本種に出会った。まだ開花前で花の観察はできなかったが、地元の方から貴重な情報提供していただき実現した。
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ギョウジャニンニク [ネギの仲間]

希少な山菜であるが・・・
 深山を散策していると久々に見事な群生に出会うことができた。しかし、周囲に点々と残る盗掘跡に喜びも半減した。
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ヒメニラ [ネギの仲間]

武甲山の麓で
 かって武甲山には西参道という登山コースがあった。このコース途中には幕岩という岩壁があり、チチブイワザクラの自生地でもあった。登山道は石灰岩の採掘量が増大した昭和60年1月、立入禁止となった。今日の写真は、この廃道となった旧西参道登山口付近(滝之入)で撮影した。旧登山口付近には、江戸時代に建立された石碑や山の神が現存する。ここは荒川の支流が流れ、散歩には打って付けの場所である。
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ステゴビル [ネギの仲間]

久しぶりの撮影日和
 今年の秋霖は長く続き、なかなか野外で撮影する機会がない。撮影技術があれば、雨の中でも趣のある
写真は撮れるが私には無理。何よりもカメラとSDカードのデータ損失が心配である。雨がやむのを待って出かけも、これだけ日照時間が少ないと、野生とはいえ花付きが悪いようだ。こうした天候でも健気に咲く花を写すことも必要だが、良い写真を撮りたいという人間の欲が先立ってしまう。今日は朝から撮影日和。この時期に咲く花を目的に早速出かけた。

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