SSブログ

ギョウジャニンニク [ネギの仲間]

希少な山菜であるが・・・
 深山を散策していると久々に見事な群生に出会うことができた。しかし、周囲に点々と残る盗掘跡に喜びも半減した。
gyoujaninniku.jpg
ギョウジャニンニク(ヒガンバナ科)Allium victorialis subsp. platyphyllum 行者大蒜
 北海道、本州(近畿以北)に分布、深山の林下に群生する多年草。ネギ属Allium の葉は細い円柱形または線形のものが多いが、本種の葉は扁平で長楕円形、幅3-10㎝。従来はユリ科であったが、APG体系の分類ではヒガンバナ科に分類されている。花茎の高さは40-70㎝、頂に多数の散状花序をつける。鱗茎には滋養があり、和名の由来となる。行者が食べたとか、食べることを禁じたなど、諸説があるようだ。
 春の若葉も食用とするが、バイケイソウやスズランなどの毒草と間違いやすい。希少な山菜として市場で流通しているが、安易な採取は慎みたい。撮影地は国立公園内にあるが、この場所でも盗掘後の穴を数箇所で確認した。
(2017.7.8)
 

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0