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ヒメニラ [ネギの仲間]

武甲山の麓で
 かって武甲山には西参道という登山コースがあった。このコース途中には幕岩という岩壁があり、チチブイワザクラの自生地でもあった。登山道は石灰岩の採掘量が増大した昭和60年1月、立入禁止となった。今日の写真は、この廃道となった旧西参道登山口付近(滝之入)で撮影した。旧登山口付近には、江戸時代に建立された石碑や山の神が現存する。ここは荒川の支流が流れ、散歩には打って付けの場所である。
himenira.jpg

ヒメニラ(ヒガンバナ科)Allium monanthum 姫韮
 北海道、本州(近畿以東)、四国、九州に分布、ネギ属Allium 特有のにおいを発し、食用にもなるという。ネギ属は従来の分類ではユリ科であったが、AGP体系では上記の科に分類されている。花茎は5-10㎝、花は1個のものが多く、時に2-3個つける。花の長さ4-5㎜、マッチ棒程度の大きさである。食用にするには相当量採取しなければならないだろう。花被片は6枚であまり開かない。雌雄異株であるが、雌性の株が多く雄性は少ない。この自生地でも雌性の株ばかりである。研究では単なる雌株、雄株だけでなく、いくつかのパターンが報告されている。(2017.4.2)


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