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ニッコウネコノメ [ネコノメソウの仲間]

台風の爪痕が残る沢で
 本種はネコノメソウ属Chrysosplenium では地味な存在であろう。一般的にハナネコノメと比べれば人気度は低いと思われる。本種はヨゴレネコノメと混同しやすいが,平開(直立)する花弁状萼片と通常8個(4個)ある雄蕊で見分けることができる。いずれも母種であるイワボタンの変種と考えられている。
 写真下の付近はハナネコノメコチャルメルソウを撮影した場所である。2019年の台風で跡形もなく流失,毎年復活を期待して訪れているが,未だその兆しさえ見られない。
※( )内はヨゴレネコノメの特徴
※ 写真は上から上,中,下

nikkounekonome.jpgnikkounekonome2.jpgnikkounekonome3.jpg
ニッコウネコノメ(ユキノシタ科)Chrysosplenium macrostemon var. shiobarense 日光猫の目
 本州,四国の太平洋側に分布,山地の谷沿いに生える多年草。茎は高さ4-18㎝,茎葉は卵形で長さ10-25㎜。葉脈に疎らに長毛があるほかは無毛。花期には普通根生葉を欠く。花期は4-5月。裂開直前の葯は暗紅紫色。
(写真上 中 下:2022.4.3)

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