SSブログ

コチャルメルソウ

地味な花で4月のスタート
 例年であれば、この時期に冬用タイヤを履き替える。すでに降雪の心配もなく、春爛漫といってもよいだろう。華やかな時期に地味な花を紹介したい。林床の花で、どちらかといえば暗いイメージがある。あえて露出オーバー気味に撮影した。

kotyarumerusou.jpgkotyarumerusou2.jpg
コチャルメルソウ(ユキノシタ科) Mitella pauciflora 小哨吶草
 本州~九州に分布、山地の渓流沿いや湿った林床にはえる多年草。チャルメルソウ属Mitella では最も広域に分布、個体数の多い日本固有種。特徴的な花弁は長さ4㎜、紅紫色または淡黄緑色で、羽状に細かく7-9裂。よく似た種が多いなかで、雄蕊と花弁が離生して明らかに花盤上につくこと、顕著な匍匐茎を出すことなどが、特徴的な形質といわれている。
 チャルメルソウの和名の由来は、花期の終わった果実の形にある。その形がラッパの一種・チャルメラに似ていることによる。その時期に撮影してブログに掲載したいと思う。 (2018.3.31)

【参考文献等】
佐竹義輔他 編(1982),「日本の野生植物 草本Ⅱ離弁花類」 平凡社
奥山雄大(2015),日本産チャルメルソウ属および近縁種(ユキノシタ科)の自然史 国立科学博物館植物研究部・筑波実験植物園
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info
いがりまさし,植物検索システム・撮れたてドットコム,「チャルメルソウの仲間」

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。