ハナネコノメ

台風被害の少ない谷
　前回2017-03-27に撮影した自生地は，2019年台風19号ですっかり消滅した。秩父の谷の多くが未だに荒れている。今年は標高約1000mの緩やかな源流部を目指した。ここも台風被害を受けているが，苔生した大岩が数箇所に残っている。白い萼片と紅色の葯との対比が美しい。季節の進みが早く，ようやく弾ける前の葯（写真下）を群落の中から見つけた。

ハナネコノメ（ユキノシタ科）Chrysosplenium album var. stamineum 花猫の目
　種の詳細については，2017-03-27を参照していただきたい。(2021.3.27)