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エイザンスミレ [スミレの仲間]

芽吹きを迎えた落葉樹林で③
 今回もナガバノスミレサイシンやアケボノスミレと同じ落葉樹林で見られたスミレである。花の色や葉の切れ込みが様々でいろいろな交雑種をつくることでも知られている。
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エイザンスミレ(スミレ科)Viola eizanensis 叡山菫 別名 エゾスミレ
 本州~九州に分布、日陰を好み、杉林下でも少し陽が差し込めばよく花をつける。また、少しずつ崩れるような急斜面にも多く、そうした場所ではかなり日当たりのよい場所にもはえる。写真上は鉄製ネットに土壌を吹きつけた林道の法面で撮影した。複葉性スミレの仲間では、最もふつうに見られる日本特産のスミレといわれる。葉が基部から5裂するヒゴスミレに対して、エイザンスミレは3裂するのが基本である。この山域には葉がさらに裂けて、一見5小葉に見えるものもある。花期の葉は5-9㎝、花のあとは10-15㎝に生長する。花は径2-2.5㎝、淡紫色がふつうであるが紅色の強いもの、紅色の筋が入るもの、白色に近いものと変化がある。花弁の縁が波打つことも特徴の1つ。白花をヒトツバエゾスミレf. candida という。 (2018.4.14)

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