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アケボノスミレ [スミレの仲間]

芽吹きを迎えた落葉樹林で②
 前回に続き、標高900mを越える落葉樹林で見られたスミレを掲載したい。このスミレも交雑種ナガバノアケボノスミレに続いて2度目の掲載となる。
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アケボノスミレ(スミレ科)Viola rossii 曙菫
 北海道~九州、太平洋よりの内陸を中心に分布、西日本では少ないといわれている。ナガバノスミレサイシンが半日陰を好むのに対して、乾き気味の明るい落葉樹林に多い。分布については、図鑑「日本のスミレ」233ページで詳細に解説されている。
 草丈は5-10㎝、花柄を地面から直接立てる。葉は特に展開が遅く、花期には葉が見えないことも珍しくない。花期の葉は長さ3-4㎝、その後は6-12㎝に生長する。花は径2-2.5㎝、厚い紅紫色~淡紅紫色の花弁で、華やかである。図鑑「日本のスミレ」113ページの写真は、私の撮影地から遠くないものと思われる。20年以上も過ぎているが、この山域のスミレは健在である。 (写真上2018.4.19 写真下2018.4.14)

【参考文献等】
いがりまさし写真・解説 「山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ」(1996)山と渓谷社



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