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ナガバノスミレサイシン [スミレの仲間]

芽吹きを迎えた落葉樹林で
 今年は花期を予想することが難しい。周囲の野山を見渡すと新緑が目にまぶしい。雰囲気はゴールデンウィークの頃を思わせる。標高を上げて900mを越える落葉樹林ではまだ芽吹きの時期、スミレ類がちょうど見ごろを迎えていた。今回のスミレは、交雑種ナガバノアケボノスミレに続いて2度目の掲載となる。
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ナガバノスミレサイシン(スミレ科)Viola bissetii 長葉の菫細辛
 関東地方以西の太平洋側に分布、半日陰の適湿な環境を好み、落葉樹林下に多く見られる。また、植林されたスギ林縁などでもよく生育している。草丈は5-12㎝。披針形の葉は長さ5-8㎝、花期にはあまり展開していないことが多い。花は径2㎝前後。唇弁の基部は無毛、色は淡紫色~白色。特に、白色のものはシロバナナガバノスミレサイシンViola bissetii f. albiflora (写真上)として分類されている。秩父地方では圧倒的にシロバナが多い。写真下は東京都西部、標高約300m
の丘陵地で撮影した。 (写真上2018.4.19 写真下2018.4.3)

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