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ニリンソウ [イチリンソウの仲間]

ニリンソウ群生地
 意外にも身近なところで見ごろの花に出会うことができた。今年は季節が早く進み、どこに行っても終わりかけたニリンソウを見てきた。標高は300mに達しないが、日当たりが悪い場所なので例年どおりの開花となった。今年の開花予想は本当に難しい。
nirinsou.jpgnirinsou2.jpg
ニリンソウ(キンポウゲ科)Anemone flaccida 二輪草
 北海道~九州に分布、林縁や林床、ときに草原にもはえる多年草。秩父地方では沢沿いの湿ったところで群生を形成している。根茎はあまり長くはならず5㎝くらい、ときに匐枝となって伸びる。先端に数枚の根生葉と1-3個の花茎を束生する。根出葉は3全裂し、側裂片はさらに2深裂する。花茎は高さ15-30㎝、茎葉は3枚が輪生する。葉にはしばしば斑が入ることがある。二輪草というが、実際には1-4個の花をつけ、2個の花をつけても同時に開花することは少ないようだ。花弁状の白色萼片は5-7枚、裏面は紅色を帯びることがある。
 若葉は山菜として食用とされるが、有毒植物のトリカブトの若葉によく似ていることから注意が必要だ。過去には間違えてトリカブトを口にした死亡事例が報告されている。 (2018.4.16)

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