謹賀新年

　令和6年の年頭にあたり，皆様のご多幸とご健勝をお祈りします。

　令和6年の干支は41番目の組合せの甲辰（きのえたつ），十干の甲は陽の木，十二支の辰は陽の土で，相克です。五行思想では相手を打ち滅ぼしていく，陰の関係となるようです。
　1964年（60年前）は東京オリンピック，東海道新幹線（夢の超特急）開業，新潟地震など。1904年（120年前）は日露戦争開戦で列強入り，帝国主義へ邁進。1844年（180年前）は諸外国から開国を迫られ，開国から明治維新となる頃でした。過去三回の甲辰は歴史的転換期といえそうです。
　干支に因む植物も候補でしたが，雲海の秩父盆地と一点の曇もない日の出を選びました。

　この日は見事な雲海が広がりました。雲海の下には秩父市街地があります.
　撮影時の気象条件（気象庁過去の気象データ：秩父特別地域気象観測所）は，
天気霧，
気温1.2℃，
湿度100％，
風速0.7m/s，
視程0.15㎞でした。
　日の出から右に位置する双耳峰は二子山（882m），その下の白く立ち上るのはUBE三菱セメント横瀬工場煙突からの水蒸気（水滴），最高峰は日本二百名山の武甲山（1304m）です。
　雲海左に見えるH型は秩父公園橋で，橋面上から主塔の高さは85m，土台天端から主塔頂上までの高さは131.1ｍ，1993年完成の日本最大級の橋といわれています。(2018.11.30)