SSブログ

ウゴアザミ [キクの仲間]

未同定の植物から(その4_最終)
 前回のナンブタカネアザミの近くで撮影した。根生葉は花期には生存しない。中部の葉は楕円形~広卵形で羽状に浅裂~中裂するか粗い鋸歯になるようだ。
ugoazami.jpgugoazami2.jpg
ウゴアザミ(キク科)Cirsium ugoense 羽後薊
 東北地方(八幡平・秋田駒ヶ岳・月山・朝日連峰)に分布,高山~亜高山の草原に生える高さ30-150㎝の多年草。雌雄同株。茎は直立し,翼があり,普通単純で分枝しないかときに上部で数回分枝し,上部に淡褐色の多細胞毛がある。根出葉と下部の茎葉は花時には生存しない。中部の茎葉の葉身は質が厚く,長さ10-20㎝,幅6-10㎝,楕円形~広卵形,羽状に浅裂~中裂して裂片が4-6列あるか粗い鋸歯縁となり,葉柄の基部は耳状に抱茎して茎に流れる。
 花期は7-8月。頭花は単生するかあるいは数個が散房状にまばらに着き,直立または斜上して咲く。総苞は鐘形~椀形,径18-20㎜,緑色,わずかにくも毛ある。総苞片は6-7列,やや革質,斜上して先端に鋭い棘があり,総苞外片は狭卵形,長さ10-18㎜,内片と等長または少し短い。腺体は普通なく,総苞は粘らないが,時に腺体は総苞内片にあって狭披針形,総苞は少し粘る。花冠は長さ18-20㎜,淡紅紫色,狭筒部は広筒部より長い。(2014.8.2)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。