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メグスリノキ [カエデの仲間]

3出複葉のカエデ
 紅葉の美しさはカエデ属Acer の中でも際立つ。落葉高木といわれるが残念ながら高い木に出会ったことがない。撮影した個体も高さ5m,太さ15㎝程度だ。春に採取した樹皮や枝葉を乾燥させたものを煎じ,眼病予防などに用いられてきた。同じように3出複葉となるミツデカエデは,小葉の縁が欠刻状となるので容易に見分けられる。megusurinoki.jpgmegusurinoki2.jpg
メグスリノキ(ムクロジ科)Acer maximowiczianum 目薬の木 別名 チョウジャノキ
 本州(宮城県及山形県以南)~九州に分布,山地の谷間~山腹に生える落葉高木。高さ10-15m,太さ30-40㎝になる。
 樹皮は灰褐色,成木では縦に裂ける。若い枝には灰白色の毛が密生する。
 葉は3出複葉で対生。葉柄は長さ2-3㎝で,開出毛する租毛が密生する。小葉は楕円形で,長さ5-12㎝,幅2-6㎝。小葉の縁には不規則な波状の鋸歯があり,基部は左右不同で歪む。小葉の表面ははじめ毛があるが,成葉では無毛,裏面は灰褐色の租毛があり,特に脈上では密生する。
 花期は5月。雌雄別株。葉の展開とほぼ同時に淡黄色の花を着ける。花序は散形状で,雄花序は普通3-5個,雌花序は1-3個の花を着ける。(2022.10.30)


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