SSブログ

ミツデカエデ [カエデの仲間]

今年は当たり年
 毎年同じように咲く植物があれば,数年に一度咲くものもある。毎年この木の下を通るが,昨年は花に気づくことはなかった。同属のメグスリノキも3出複葉であるが,小葉の形や葉縁が明らかに異なる。なお,撮影した個体は雌株である。
※ 写真は上から順にA~F
mitsudekaede.jpgmitsudekaede2.jpgmitsudekaede3.jpgmitsudekaede4.jpgmitsudekaede5.jpgmitsudekaede6.jpg
ミツデカエデ(ムクロジ科)Acer cissifolium 三手楓
北海道(日高・夕張地方,渡島半島)・本州・四国・九州に分布,山地の湿り気のある肥沃な谷間や山腹の斜面に生え,比較的明るい所を好む落葉高木。高さ8-10m,直径10-20㎝になる。樹皮は灰褐色でやや滑らかで,枝は紫褐色または赤褐色で,若い枝には上向きの短毛が生える。
 葉は対生,3出複葉。葉柄は長さ3-8㎝で紅色,白色の毛がある。小葉は長さ4-8㎝,幅2-4㎝,先は尾状に尖り,縁には欠刻状の粗い鋸歯があり,基部は楔形。葉質はやや薄く,両面とも疎らに白色の毛があり,裏面の脈腋には密生する。
 花期は4-5月。花は雌雄異株。葉の展開前またはほぼ同時に,長さ5-15㎝の総状花序を出し,黄色の花を20-50個着ける。花序には白色の短毛がある。花弁は4個,長さ約2.5㎜の線形。萼片は4個,雄蕊は4個。雌花にはカエデ特有の退化雄蕊はなく,短い花柱の先は分枝する。
(A~C,EF:2023.4.24 D:2023.4.29)




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。