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ハウチワカエデ [カエデの仲間]

黄葉から紅葉へ
 紅葉の美しさだけでなく,淡い新緑と濃紅紫色の花の美しさにも惹かれる。本種は次のように類似種と区別する。
  ・ハウチワカエデの葉柄は葉身の1/4~1/2の長さで軟毛があり,暗紅色の花
  ・コハウチワカエデの葉柄は葉身の2/3~同長で毛があり,淡黄色の花
  ・オオイタヤメイゲツの葉柄は葉身と同長で無毛
 写真Dを除いて他の4枚は同じ個体を写した。2018年(写真E)の紅葉はやや早く,特に美しかった。
 ※ 写真は上から順にA~E
hauchiwakaede.jpghauchiwakaede2.jpghauchiwakaede3.jpghauchiwakaede5.jpghauchiwakaede4.jpg
ハウチワカエデ(ムクロジ科)Acer japonicum 羽団扇楓 別名 メイゲツカエデ
 北海道~本州に分布,山地の谷間や谷間に続く斜面など低山帯から亜高山帯に生える落葉高木。高さ5-10m,太さ20-30㎝になる。
 樹皮は灰青色または灰褐色,成木では浅く縦に割れる。本年枝は紅紫色または赤褐色,無毛で光沢がある。
 葉は対生,葉身は長さ7-15㎝,幅5.5-12㎝,掌状に7-11に浅裂または中裂する。裂片の先端は鋭く尖り,基部は心形。葉の縁には重鋸歯がある。若葉は両面に白色の軟毛があるが,成葉では裏面の主脈及び脈腋に毛が残る。特徴として葉柄は葉身の1/2以下,白色の軟毛がある。
 花期は4-5月。雌雄同株。1つの花序に雄花と両性花が混生する。複散房花序に10-15個の紅紫色の花を着ける。果実は翼果。クロンキスト及びエングラー分類体系ではカエデ科として分類される。(ABC:2022.10.30 D:2016.4.24 E:2018.10.28)


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