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ヒメアオキ

日本海側特有の常緑低木
 ユキツバキ同様,アオキが多雪地に適応したタイプと考えられるもので,幹の基部は匍匐して群がって生える。分枝する枝は強くしなやかで,雪の重みに耐えられる。

 まもなく5月というのに,またもや寒の戻り。秩父市の最低気温(4月28日)は0.1℃。車には薄ら霜が降りた。昨日の雨上がりには標高1500mの頂上部に白いものが確認できた。今年の天気は全く先が読めない。
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ヒメアオキ(アオキ科)Aucuba japonica var. borealis 姫青木
 北海道南部,本州(日本海側)に分布,海岸から山地の林内に生える高さ約1.5mの常緑低木。雌雄別株。写真下は雄株。葉は互生して枝の上部に集まる。アオキよりも小型で葉身は長さ7.5-16㎝,幅2-4.5㎝の倒卵状長楕円形。アオキの葉に比べ鋸歯は浅くて目立たない。花期は3-5月,アオキに比べて花序には伏毛がやや多い。クロンキストやエングラーの分類体系ではミズキ科に分類されている。(2019.4.12)

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