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アワガタケスミレ [スミレの仲間]

粟ヶ岳で発見されたスミレ
 従来はナガハシスミレ(写真下)の変種として分類されてきたが,1997年に新種として登録された。発見地とは別の自生地で観察された方から貴重な情報をいただいた。3月末からの長い寒の戻りで開花は1株のみだが,これだけでも十分。お陰様で雪の消えた低山で希少なアワガタケスミレ(写真上・中)を堪能することができた。感謝の気持ちでいっぱいである。
awagatakesumire.jpgawagatakesumire2.jpgnagahashisumire2.jpg
アワガタケスミレ(スミレ科)Viola awagatakensis 粟ヶ岳菫
 新潟県,山形県,福島県のごく一部に分布,多雪地方の山地に生える多年草。距は白くて極めて長いなど,花の形状ではナガハシスミレとの区別は困難と思われる。大きな違いは葉の形状で,先端に丸み(尖る)があり,基部は切形(心形)。(2019.4.12)
※( )内はナガハシスミレ

【参考文献等】
山崎 敬. 1997.2 アワガタケスミレについて 植物研究雑誌 Vol.72 No.1
いがりまさし. 1996 日本のスミレ 山と渓谷社 


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