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クサボケ

花に新たな発見
 恥ずかしながら,じっくり観察したことがなかった。撮影しながらよく見ると,些細なことだが2つのことに気づいた。
 花の内部にある円形の緑色(写真下)は,萼片の一部であるようだ。花弁の基部がくびれて細くなることから隙間ができる。そこに緑色の萼片の一部が丸く見えている。また,両性花と雄花が混在していることも確認できた。どの花でも,そのつくりや仕組みは多種多様で奥が深い。
 生育地では定期的な草刈りが行われ,高さ
数10㎝のものがほとんどだ。放置すれば1m近くまで生長するが,藪になり日照条件が悪化してしまう。
kusaboke2.jpgkusaboke.jpg
クサボケ(バラ科)Chaenomeles japonica 草木瓜
 本州~九州に分布,山地や丘陵の明るい雑木林や草原などに生える落葉小高木。高さは30-100㎝になり,地面をはうか,斜上する。草刈りなどが入る草原では写真のような個体が多い。小枝は刺になる。葉は互生,葉身は長さ2-5㎝の倒卵形~広倒卵形,鈍頭または円頭,葉の基部には扇形の托葉が目立つ。果実は径3-4㎝のナシ状果で果実酒として用いられる。
(写真上2015.4.16 写真下2019.4.7)

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