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クロモジ

高級爪楊枝の材料
 クロモジ(雌雄異株の落葉低木)から作られる爪楊枝は高級品として知られている。和菓子に添えられ,茶道や華道にも用いられてきた。枝葉や果実から抽出した油は香料に使われた。葉芽と対の花芽からなる特徴的な冬芽は面白い被写体であるが,お見せできるような写真が見つからない。雌雄の花をセットで掲載すべきところ,今回は雄花のみとさせていただく。
 ※写真追加のお知らせ → 2020-03-21のイヌナズナに写真Dを加えました。
kuromoji.jpg
クロモジ(クスノキ科)Lindera umbellata var. umbellata 黒文字
 本州(東北地方南部以南の太平洋側,瀬戸内海側)・四国・九州(北部)に分布,山地の落葉樹林に生える落葉低木。高さ2-5m,太さ約10㎝。雌雄異株。若い枝は黄緑色~暗緑色で,普通黒い斑が入る。葉は互生,長さ5-10㎝,幅1.5-3.5㎝。葉柄の長さは1-1.5㎝。花期は4月,葉と同時に展開。果実は液果で径約5㎜,9-10月に黒く熟す。(2020.4.16)

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