SSブログ

イヌナズナ

マクロ域での黄色絨毯
 マイフィールドでは写真上のような群生が数か所で見られる。いずれも良く耕作されている農地周辺にある。分布は広範囲で普通に見られるが,同じような環境でも少ない地域もあるという。「ナズナ」という名でも,ナズナ属やタネツケバナ属とは異にする。イヌナズナ属Draba の在来種は約10種,その多くは高山帯や北方のものが多いような気がする。6月初旬に早池峰山で開花するナンブイヌナズナを一度は見てみたいものだ。マクロで撮影すると「菜の花畑」に劣らない趣がある。
 後日,茎を伸長したイヌナズナ(写真D)を見つけ,追加した。平たい楕円形の果実が春の日差しを浴びて踊っているようだ。
※写真は上から順にA~D
inunazuna.jpginunazuna2.jpginunazuna3.jpginunazuna4.jpg
イヌナズナ(アブラナ科)Draba nemorosa 犬薺
 北海道~九州に分布,草地や道端ばたに生える越年草。茎は丈が低く,単生し,下部から枝を分け,短毛と星状毛があり,高さ10-20㎝。根生葉はへら状長楕円形,茎葉は長卵形~長楕円形,縁に粗い鋸歯があり,長さ1-4㎝,幅8-15㎜,両面に白い軟毛と星状毛がある。花期は3-6月,疎らな総状花序をつける。萼片の外側には短毛がある。花の径は約4㎜,花期終盤から花序及び花柄は伸長する。果実は短角果で平たい楕円形。(A:2020.3.19 B・C:2020.3.9 D:2020.4.4)

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。