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フキ [キクの仲間]

雌雄を定めて
 早春の味覚といえば蕗の薹であろう。独特の香りやえぐ味は春到来を感じさせる。今年も天ぷらやフキ味噌などを味わった。葉柄を使った煮物もこれまた絶品。あく抜きが面倒なので料理する者は大変であろう。旬のものを食することで体調を整えられるというが,地下茎には毒があるとも聞いた。食材だけでなく薬用としても用いられている。まさに先人からの知恵である。
 ありふれた植物であるが,雌株(写真上・中)と雄株(写真下)を意識して撮影した。
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フキ(キク科)Petasites japonicus 
 北海道~沖縄に分布,山野に生える多年草。雌雄異株。地下茎を伸ばしてふえる。葉は花後に地下茎の先に叢生し,腎円形,幅15-30㎝,基部は深く心形,はじめ両面ともに毛があるがのちに無毛。葉柄は60㎝,径1㎝に達する。花期は3-5月,葉が出る前に花茎を伸ばし,散房状に頭花をつける。雄株の花茎は高さ15-25㎝,黄白色の頭花を多数つける。頭花は両性花であるが結実しない。雌株の頭花は白っぽく,雌花の花柱は糸状。(上:2020.3.9 中・下:2020.3.23)

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