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ダンコウバイ

散歩道に春近づく
 キンポウゲ科の花巡りで、いつもの散歩道を疎かにしていた。晴れの日が続いていたが、天気は下り坂で久々の曇天。こんな日には木に咲く花が、柔らかな光で写すことができる。
dankoubai.jpgdankoubai2.jpgダンコウバイ(クスノキ科)Lindera obtusiloba 壇香梅
 本州(関東地方・新潟県以西)、四国、九州の落葉樹林内や林縁に分布、雌雄異株の落葉低木。葉は広卵形、扁卵形で葉先はふつう3浅裂するが、2浅裂や無浅裂もある。特徴のある葉の形から私が最初に覚えた樹木の一つで、秋の黄葉も美しい。
 壇香はビャクダンの漢名で、種子や揉んだ葉、材などからはクロモジ属(Lindera)特有の芳香がある。
 花期は3-4月、芽吹く前に小さな花(雄花の花被片は長さ約3㎜、雌花は約2.5㎜)をつける。雄株の花の方が大きく、花の数も多いようだ。写真の株(雄株)は民家裏の山裾にあり、私の散歩道では最も開花が早い。秩父地方での見頃は3月下旬から4月上旬、同属のアブラチャンとともに枯れた林を黄色く彩る。春到来はまもなくである。(2017.3.13)
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