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コウメバチソウ

仮雄蕊に注目
 登山道沿いのやや湿ったところで見かけ,まだ花弁が痛んでいないので数枚写した。もちろんウメバチソウとして。帰宅して写真整理中,少し様子の異なる仮雄蕊が気になった。
koumebachisou.jpgkoumebachisou2.jpgkoumebachisou3.jpg
コウメバチソウ(ニシキギ科)Parnassia palustris var. tenuis 小梅鉢草
 北海道・本州(中部地方以北)に分布,高山帯の湿った草地や礫地に生える多年草。草丈は5-15㎝。
 基本種ウメバチソウの高山型変種で基本種同様,長柄のある根生葉は卵形~広卵形で基部は心形,無柄の茎葉は円心形で茎を抱く。
 花期は7-9月。茎頂に径1-1.5㎝の5花弁の花を1つ着ける。花には雄蕊(花柱を取り囲む太い蕊)と仮雄蕊(花弁と同位置に着き5個)があるが,本変種の仮雄蕊は7-11裂(基本種ウメバチソウは12-22裂)となり,先端に黄色の腺体を着ける。クロンキスト及びエングラー分類体系ではユキノシタ科に分類される。(2022.8.9)


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